「昔に戻りたいっ……」
年長さんくらいに戻れたら。
純粋無垢で、毎日楽しくて、イベントがあったらなにか貰えて、優遇状態になれたのかも。
自分の過ちや後悔をしてしまった時に戻って、失敗を引きずらない未来にしたい。
もっと昔に戻って、これからの地球の問題を訴えて、温暖化や差別をなくしたい。
それが可能なら。私たちは変われていたのかもしれない。
そんなこと全部、知った上でのことだし、卑怯なことだよね。
お題 もしもタイムマシンがあったなら
「今、欲しいもの?」
急に聞かれても、欲しいものが出てこない。
考えない時には物欲はあるはずなのに、出てこない。
あ、そうだ。
自分のことを理解出来る心。
それが欲しいかも。
どうせ、鼻で笑い飛ばされそうだけど。
それが貰えたら、自分のことを少し、好きでいられるかもね。
お題 今一番欲しいもの
「…つかつき、調月」
私の名前。流石に本名は名乗れないから、調月になる。
もっと言えば、LINEやSNSも全く違う名前でやっている。
リアル以外で、本名を名乗ったことは無い。
調月って名前も、特段意味は込めてないんだよね。
これを始める頃、ちょうど望遠鏡で月を眺めていたから。
理由はあまり覚えていないけど、多分そうだ。
それも全部、大切な思い出。
だからこの名前、大切にしたい。
私は調月だ。ほかの何物でもない。
お題 私の名前
「…あ、いる……」
視線の先にはきっと、君がいる。
星屑のように、たくさんの人がいるのに、私に見えるのはたった一つの一等星。
一等星なんて掴めないって、分かっている。
砕心の叫びもきっと、一等星には届かないから。
はは……私って、意気地無しだなぁ。
このままじゃ、何十等星だって、掴めなくなっちゃう。
なんて、自嘲が漏れる。
お願い、教えてほしい。
私のことは、どう思っているの?
お題 視線の先には
「まさに私が下北沢のツチノコです」
頭はちょっと良い方だと思うけど、
運動もできないし、
優しくないし、
家事もできないし、
要領も悪い。まさに、愚人。
何よりコミュ障で、
ずっと気まずい沈黙が流れて、
悔しくて、悲しくて、申し訳なくて、
そのおかげで常に浮いている。
どうやったら変われますか?
どうやったら、愛してもらえますか?
お題 私だけ