わたゆめ

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1/11/2026, 9:31:26 AM

20歳はたち

私は二十歳になる2週間前に世の中を知った。

「世の中では理由もなく嫌われることがあるのだ」と

「他人のことなどさして気にしていないし、困っている人がいても下手に関わりたくないものだ」と。

それは私には必要な知識で
乗り越えなければならない苦しみだった。

大学で合気道部に入部し、同期の女子は3人だった。
半年ほど経ってから、ある一人に嫌われるようになった。
関節技で畳をタップしても技を止めてくれなかったり、関節の固い私を嘲笑うようにため息を吐いたり、
逆に身体の柔らかい彼女は私の技をすり抜けるようになった。
話しかけても素っ気ないし、グループでいるときなんかは私を空気のようにいないものとして扱った。
目を合わせることもなければ、笑顔を向けることもない。

あからさまな態度に私は衝撃を受けた。
19歳にもなって、こんな小学生みたいなことをする人がいるんだと。

私は何をしたんだろう?
1日の中でそれを考える時間がどんどん増えていった。
周りの部員に私たちの不仲はどう写っているのだろうか?迷惑じゃなかろうか?

私は二十歳になる前に、彼女と会談の場をもうけることにした。

「私、なにかした?なんで避けるの?何が気に食わないの?」と。

彼女のアンサーはこうだった。
「してないし。先に避けて話しかけてこないのはそっちじゃん。」と。

話は平行線で何も解決はしなかった。

私は人生で初めてカウンセラーのカウンセリングを受けた。
大学には担任の先生なんていう相談機関はなかったのだ。

カウンセラーにことの顛末を話しきるとカウンセラーはこう言った。
「長年、カウンセリングをしていますが、
あなたの話しぶりはまるで親に嫌われた子供のように深刻な話しぶりですね。
友人一人に嫌われたくらいいいじゃないですか。
他に友だちは沢山いるんでしょう。」

冷たいような反応だったが、私の悩みはそれで吹き飛んだ。

『そうだよね。親に嫌われたわけじゃないもんね』と。

単純だった。

「理由もなく、人を嫌う人は沢山いますよ。
生理的に無理だったり、過去の出来事とあなたを重ねて嫌悪しているのかもしれない。
あなたが頑張って解決できるものではない。
これからはそういう人もいると受け入れて、そういう人とは関わらないように上手に距離をとりながら生きる方法を考えた方が有意義ですよ。」

「まわりが困っているあなたを助けてくれる、というのもあなたの期待なんです。あなたは勝手に期待して、勝手に裏切られたと思っている。普通の人は他人のトラブルにできるだけ巻き込まれたくないと思っているはずなんです。それが普通だと知った方がいい。そんな白馬の王子なんていないんですよ。」と。

そうなんだ。と悲しくもあり、当時の私には笑える回答だった。

『私は悪くない。みんなは彼女に振り回されている私に同情してくれているはずだ。さらっとスルーして楽しくみんなと過ごした方がスマートで格好いい。』
そう思うことにして自分を守った。

私はその一週間後に、考え方を改めて二十歳を迎えたのだ。

1/7/2026, 8:12:55 AM

君と一緒に

人生をともにできるのか。
悩ましい。

1/5/2026, 11:59:25 AM

冬晴れ

冬晴れの2月に私の挑戦があった。
通っているジムは毎週木曜日にエアロビ教室が開催される。
1ヶ月に4回のレッスンがあって、その4回の中で1つの振り付けを少しずつ難易度を上げてマスターしていくプログラムである。

私は1月の4週目にたまたまそのエアロビ教室に行った。
ひどかった。
4週目ということは、一番難易度の高い振り付けである。1週目から3週目まで全く参加していない私についていけるはずがなかった。
みんながくるりんと後ろに回れば、私は右まわりなのか左回りなのか分からずに立ち呆ける始末だった。

同じく私と同じように立ち止まってしまう人たちは開始10分も経てば諦めてスタジオを出ていった。
私もみんなに付いていけずに恥ずかしかったのだが、一番うしろの端っこだったのでまわりの人にぶつかって迷惑をかけることもない。
途中で諦めて抜けてしまうのは悔しかったので、恥を忍んで最後まで足の動きだけでも、、、と必死に食らいついていった。

終わったあとにインストラクターの先生に声をかけられた。
「頑張ったね。」と拍手を受けた。
よく最後まで参加したね、という称賛だと受け取った。
「難しかったです。」と控えめに答えれば
「難しかったよね。」と同情された。
私はこの言葉を4週目にいきなり参加したんだから仕方がないよ、とい意味に受け取った。

単純な私は『1週目から参加すれば、きっとできるよ。』という励ましに受け取り、2月はこのインストラクターに褒められたい!と1週目から参加する決意をした。

さて、2月も最終日。

私はやり遂げたのだ。
毎週、木曜日にエアロビ教室に通った。
どんなに残業が長引いてもエアロビ教室に間に合うように仕事を調整したのだ。

1週目は思った通りで、完成形のための基本のステップを教わる回だった。2週目からは1週目に習った基本ステップに少しづつ複雑なステップが追加されていく形でレベルアップしていった。
1週目に参加することが鍵だったのだ。

私のジム歴はこのときちょうど1年なのだが、振り返れば1年前は参加できないプログラムが多かった。というのも運動が苦手な私には難しいプログラムが多かったのだ。
特にズンバとエアロビは参加したくないと思うくらいに燦然な有り様だった。
この2つは基本的にインストラクターの解説はなく、見て真似するプログラムだった。
普段やることのない足の動きなので、頭で理解しても体が付いてこないで苦労した。とはいえ、最初は参加しないようにしていても本来の負けず嫌いで冒険家な私は懲りずにその難しいプログラムに参加しても慣れようと努めた。
ズンバは3ヶ月かかった。
エアロビは半年かかった。

苦手なことでもめげずに続ければいつかは出来るようになる。これを私は生徒に体験的に語れる。

ズンバもエアロビも細々と続けるうちに体が自然と動きを覚えて付いていけるようになった。

ということで、今回のインストラクターのエアロビは格別に難しいプログラムだったが、1週目は1年間の経験のおかげで何とか基本のステップについていけた。
問題は2週目だと思った。
1週目は何とかついていけたが、ここに複雑な振り付けが追加されたら無理かもしれない。

ということで、1週目のあとに私は復習を開始した。
場所は印刷室だ。
資料がすり上がる2・3分を使って、基本のステップを確認した。やっぱり覚えているのは7割りくらいで、そのうち半分はレッスン中も朧気に付いていけていただけだったので実際は半分程度しか復習出来なかった。

けれども、やっぱり復習は偉大な作業で、2週目の始めに1週目のステップを確認する際に復習では朧気で出来なかったことがあら不思議、できるようになってしまうのだ。
やっぱり復習のときに脳みそが求めていたステップを目の前でインストラクターがキレイに見せてくれると脳みそが喜んで水を吸うように吸収するようだった。
こんなことが3週目も続いた。

出来なかったことを復習でもできず、でも次の週に見せてくれたときには自然とできるようになっているのだ。
やっぱり、できないことを出来ないと自覚することが大切なのだ。

ということで、一昨日に4週目を迎えた。
楽しすぎた。
複雑なステップを音楽に合わせて踊る自分に笑みがこぼれてしまった。
楽しすぎた。
難しいことが出来るようになる喜び。

エアロビまたしたい。
2月の冬晴れの挑戦だった。

1/5/2026, 10:10:49 AM

幸せとは

お見合い相手と初詣デートだった。
人生で初めての初詣デート。
婚活疲れの身でも、前日の夜は少しは浮かれた。

彼とはもう2ヶ月続いていて、そろそろ正式なお付き合いを考えてもいいかなという時期だった。

初詣の神社は縁切り神社ともいう別名があり、
うまく行くカップルはご加護をもらえ、
良くないカップルは後腐れなく縁を切ってくれるらしい。
こちらの出身ではない彼は多分そんなことは知らなかったはずだ。

参拝のあとにおみくじを引いた。
私のおみくじには、『うまく整う。しかし、表面上は合うが、中身はそうでもない。』と書かれていた。
彼のおみくじには、『一時の感情に流されるな、よく考えて進め。』というようなことが書いてあった。

おみくじの助言に左右される年齢でもないので、二人でおみくじを結んでその場をあとにした。

そのあと彼と行ったカラオケBOXで、彼と名前の呼び方の話しになった。
私は正直に「まだ付き合ってないのに、なんで?」という反応を返した。
彼は「正直、僕らの関係をどう思っているのか?」と聞いてきた。
私は言葉を選んで正直に伝えた。
「前に気の合う彼氏に痛いフラれ方をしたから、それ以降自分から積極的な婚活はしていない。だから、よいご縁があれば大切にしたいと思っている。あなたと過ごす時間は楽しくて、このご縁はラストチャンスかもしれないと思っている。」と。

彼はなんて言ったと思う?

「僕は今まで誰とも付き合ったことがなくて、正直よく分からない。これまで7人の女性とお見合いをしたけれど、2ヶ月も続いたのはあなただけでとても毎回のデートを楽しいと思っている。正直、友だちのままずっとこの関係でいたいと思う。結婚相手としては正直迷っている。気を悪くしないでほしいんだけど、正直あなたは見た目が成長していないところがあってそこでもっと他にいい人がいるんじゃないかと思っている。」と。

私の驚きが想像できるだろう?

『え?
見た目が成長していない?
どいうこと?
ブスってこと?
え、それ本人に言っちゃうの?
どういう男なのこれ?』

深く思ったのは『また、これか』という思いだった。

婚活において、条件、相性、見た目、沢山異性がいたら、より完璧でより理想の相手を求めたくなるのは分かっていた。しかも、婚活を始めたばかりの彼にとって、『今の人もいいけど、他にもいい人いるかもしれない』と考えるのは当然のことだ。
私自身そういう思考で今まで沢山のご縁を繋がなかった。

元彼にも見た目が理由で別れを告げられた。
同じ悲しみを2度も味わっている事実がショックだった。しかも、彼氏にさえなっていない相手に。

今回の私は後悔したくなったので、言い返した。

「そういうあなたの見た目は育ってるの?」と。
彼は「見た目は分からないけど、自分は話が下手だと思っていて」とおどおどし始めた。
確かに彼は私から比べると話しベタでオチのある面白い話はほとんど繰り出さないし、会話を長く繋げることもできず私が会話を引き取ることが多かった。
「じゃあ、その自分が気にしてることをお見合い相手に言われたらどう思う?」と詰めると、ついに「ごめんなさい。」と謝ってきた。
「話が下手なのは努力でカバーできるかもしれないけど、見た目は自分の力でどうにもできない問題だよね?それ言われるってショックだよ。」と伝えた。

彼は目の端に涙をためていた。

話を聞くと彼はこれまで人と深く関わって生きることを避けてきたらしい。学校でも一人でいることが多かった。一人でいる方が気楽だったそうだ。
周りに結婚する人が増え始めて初めて人と深く関わって来なかったことにコンプレックスを感じ始め変わりたいと婚活を始めたらしいのだ。

同い年にして、圧倒的な差があることを感じた。
『そういうあなたは内面が育っていないのでは?』
と怨み節を言いたくなったが、私は大人なのでそこまで刺すことはしなかった。

「私は見た目を内面でカバーできるように婚活をしてきたから、それを言われるのは私の内面を否定されたようでキツイ。けど、正直に教えてくれてありがとう。気持ちは分かった。迷う気持ちも分かる。私もそうだった。もし、他にいい相手がいるか探したいなら私との交際を終わらせてからにしてほしい。終わらせたら終わらせたで、私のことを後悔しないように婚活してほしい。」と聖人君子のようなことを言った。

私のプライドがそう言わせたように思う。

今の私は迷っている。
本音を漏らして謝罪した彼と幸せになれるのかどうか。
彼を尊敬できるのかどうか。

答えはまだでないけれど。

1/3/2026, 1:58:01 PM

日の出

日本海側では海から昇る日の出を見ることができない。
太平洋側では海から昇る日の出を見ることができる。

太平洋側では海に沈む夕日を見ることができない。
日本海側では海に沈む夕日を見ることができる。

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