わたゆめ

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10/10/2025, 10:14:09 AM

一輪のコスモス

母の祖母がなくなった日、玄関にコスモスが生けてあったらしい。
だから、母はコスモスが嫌いだと言う。

父の祖母がなくなった日は、黄色の花が生けてあったそうだ。
だから、父は黄色を嫌う。

子どもながらにその話を聞いてからは、コスモスや黄色の服を可愛いと大声で言いにくくなった。

両親の顔が陰り、気まずい雰囲気になるのが嫌だったからだ。

自然と避けてきたから、今でも自然と選ばない。

今日のお題でふとそんなことに気が付いた。

10/9/2025, 11:01:12 AM

秋恋

読書の秋、スポーツの秋、恋する秋、みたいな?
もう、そんなどころじゃなかった。

もやもやもやもや、ぁーがんばったのに!
くやしい!けど、みんなやさしい!
わすれる!わすれないけど、明日から切り替える!

10/8/2025, 2:36:26 PM

愛する、それ故に

娘:そんなに高いスーツいらないよ!
父:いや、これからずっと使うんだから買ってやる!

娘:パンプスなんて、履き潰すんだからしまむらで十分だよ!
父:いや、大人は足元でナメられたら終わりだ!

娘:スーツ用コートなんてなくていいよ!
父:いや、一枚持っておけば安心だ!

無駄なお金を使わせたくない娘と
親らしいところを見せたい父親

愛する故に傷つけ合う2人。
死ぬまでずっと続く思いやり合戦

10/7/2025, 12:14:00 PM

静寂の中心で

とき刻む時計の針

10/7/2025, 12:12:44 PM

燃える葉

近所の神社が2月に左義長をしていて、書き初めで書いた習字用紙を持っていった。
父はしめ飾りなどの正月の縁起物を持って行った。
神社の総代さんが焚き火の中に入れて、燃やしてくれた。
燃えカスが天高く舞うと、字がうまくなるというから期待して待っていたが、私の燃えカスは腰のたかさ程しかのぼらなかった。

帰ろうとしたところに、「お餅焼けたよ」と総代さんに引き留められた。
焚き火の落ち葉の中からアルミホイルに巻かれたお餅が出てくる。
汁に浸けて美味しくいただいた。

あれからもう左義長には行ってないな。
私は私で毎年正月に巫女舞いをしに行っている。
またその話は別の機会に。

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