今日は曇りですね。
雨がふってきそうです。
でも、私曇りって好きですよ。
雨が降りそうなのに、降らない感じがとても。
それに、色も綺麗です。
灰色一色じゃないかって？
灰色にもいろんな種類があるんですよ。
今度曇りのときはよく観察してみてください。
空一面に広がる、趣の色を。

君は元気にしていますか。
君は20歳まで生きて、大往生でしたね。
台風の日に君をひろいました。
君がきてからは毎日が楽しくて、しあわせでした。
ある日には月を一緒に見上げましたね。
君はどうでしたか。
しあわせな一生でしたか。
君は私のことを虹の橋でまってくれているのでしょうか。
私も寿命をまっとうしたら君のところにいくからね。
また、君に会えるのを楽しみしています。

既読がすぐにつかないと不安になってしまう人っていると思います。
不安ですよね。相手のことが心配だったり、嫌いになられてしまったのかなと思ったり。
でも、きっと相手にだってすぐに見ることができない事情がきっとあるんでしょう。

私の友達は、私のすんでいる星の何億光年先の星にすんでいます。
手紙を送っても、すぐにはかえってきません。
あの子と私の時間はあまりにもちがいます。
けど、不安になったりはしませんよ。
あの子と私は心で繋がっているんですから。

夕方になるのが、はやくなってきました。
朝は明るくなるのが、おそくなりましたね。
これぞ秋って感じです。
町が秋色で彩られています。
夏がおわり、なぜだかあの暑さが恋しくなってくるこの季節。
こんな季節には、あなたに会いたくなります。
あなたは元気にやっていますか。
私は今、紅葉を見ています。
昔あなたと来たこの場所で。

どうか、あなたに届いて。
私はあなたともう一度だけ、この場所で紅葉を見たかった。

もしも世界が終わるなら、とあなたは言いました。
嫌いなあいつを殺してやると。
たしかに最後の日なんですから、それくらいやっても問題はないかもしれません。
だけど、あなたが殺してやりたいあいつにだって最後にやりたいことがきっとあります。
もしも、世界が終わるなら。
そんなあなたを見たくない私は、誰よりも先に眠りにつくのでしょうね。