神様だけが知っている
わたしは神様は存在すると思う。
だって、生まれながらの才能も、性格も、性別も
生まれる場所も、年代も
全て神様が決めたと思う。
人の一生は、神様が決めた。
地球も、神様が作った。
きっと、そうだと思う。
これが事実がどうかはわからない。
ただの個人の憶測だから。感想だから。
──────真相は、神様だけが知っている。
この道の先に
息が上がってきた。
先が見えない道。
どうなってしまうのか、わからない。
この道の先に、なにがあるのだろうか…。
少し怖くも思う。
けれど、それがこの道。自ら選んだこの道を。
踏み外した人を何回も見てきた。
慎重に。時には大胆に。また多少ならば踏み外しても大丈夫だろう。
道をゆっくり頑張って歩いている途中。
君に手を貸すこともあるし、貸されることもある。
──────人生というこの道の先に、
何が待っているのだろうか?
ぼくはまだ、その答えを知らない。
日差し
今日は日差しが強いらしい。
眩しくて前が見えないや、そんなことを考えていたの。
そしたら彼が現れて。
「おはよう」
とただ4文字を並べた。笑顔付きで。
わたしはそのたった4文字と笑顔が眩しくみえて。
遠くの、照らす日差しよりも。
近くの、素敵な彼の笑顔の方が
とっても眩しく見えてしまったの。
わたしは、太陽のように眩しい君に
「おはよう、眩しいね」
と返した。
君のことだとは知らずに、
「ほんとに、日差しが強いや」
と言う君。
本当に、眩しいや。
窓越しに見えるのは
朝1番。カーテンを開ける。
誰にも聞かれたくはないような、眠い声を発する。
眩しい朝日の中、窓越しに見えるのは。
太陽よりも眩しい、君の顔。
パッと目が合ってしまい。
ニコッと笑う君。
そんな君を見て恥ずかしくなったが、わたしは笑顔を返した。
また後で。君の顔を見るのが、楽しみだ。
そう思いながらわたしは、顔を洗う。
赤い糸
わたしとあの人は赤い糸で繋がれている。
なんて恋愛漫画…小説にありきたりだけど。
わたしとあの人は赤い糸で繋がれている。
──────返り血の赤。
死んでしまったあの人。
なんてのは、どうだろうか。
身近なものを少し変えるだけで。
当たり前を当たり前じゃないと思うだけで。
今まで気づかなかったこと、できなかったこと。
できるんじゃないかと、わたしは思う。
──────世の中そう上手くはいかないと、
わたしは知っている。