NoName

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2/4/2026, 11:48:45 AM

キスだってさ。
シンプルにしとけよ。
この馬鹿め。

そうだねぇ。
確かにキスは複雑だよ。
けどそんな言い分は…

いやいや。
悪口じゃない。
ただの接物でもないし。
ただの経験則さ。

そうか、そっちね。
でもキスだって複雑だろ。

まぁそうだけど。
シンプルに居ようよ。
この煩悩まみれの愚か者め。

2/3/2026, 1:34:41 PM

この先ずっと、
私は記憶されていたい。
誰かを意図せず救いたい。

100年先?それとも1000年先?
どのぐらい憶えていてほしいのさ。
えぇ、できるだけ長く?
そんなの無理だよ。

それでもいい。
私は歴史に名を残したい。
不名誉でも良いとさえ、
思うほどに、そう願ってる。

ふぅん。
そりゃあ難儀な生き方だね。
まるでマネキンみたいだ。

それなら
1000年先の人間は
きっとマネキンばかりだろう。

2/2/2026, 11:52:18 AM

勿忘草ってさ。
なんであの名前なんだい。

これに関しては、僕
知ってるんだよ。
昔のヨーロッパでね、
恋人同士が花を贈りあったんだ。
「僕を忘れないで」
「私を忘れないで」 ってね。
それに──

へぇ、草が生えた瞬間に
しおらしくなるんだ?
忘れちゃいけない
そんな意味なのにね。
実に人間らしい。

そうかな。
君の「人間らしい」は皮肉だろ。
むしろ、これは素晴らしいんじゃあないか?

2/1/2026, 1:13:48 PM

私は文豪になりたいね。
なれると思うかい、君は。

僕は無理だと思うよ。
ああ、夢は語るものだって?
叶えるかどうかは別として?
ならいいんじゃないかい。
語るだけならさ。

私にもし生まれつきの才があれば。
“ブランコ”これ一つで。
感動的な物語を創れたのだろうか。
青春の逸話を語れたのだろうか。

さあ?
僕はブランコが揺れることしか分からない。
揺れて、戻って、また押されて。
それしか知らないよ。
君もそうだろ。

まあ明日も
ここに戻ってくるさ。
確かに、君の言う通りだ。

1/31/2026, 4:58:04 PM

私は生きたかった。
誰かを救い、誰かに陥れられたかった。
正当な理由を持つ生き方をしたかった。
生きていること自体に意味は無いだろう?
君にはあるかもしれないが。
少なくとも私にはないかな。
私は文豪に救われてしまったんだ。

文豪ってのは古臭い言い方だが──
──幾分か美しいんじゃあないか?

あぁ嫌だ、嫌だ。
素人がこんな事するとおかしな話になる。
取り敢えず、私は救われた。
作者は意図していないのにだ、
驚き、じゃあないかな。
君もないかい。
誰かに意図せず、救われたことっての。
生憎、旅路の果てにはこれしかなかったよ。
君もこちらで話せたら善いのになあ。

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