たった1つの希望
私には、3人の母がいる
実母と義母、そして
自殺した友のママ
私を娘と呼んでくれてる
親孝行したい
でもなにをすれば、3人の母は
喜ぶのだろう
夫は「元気でいればいいんじゃん」
という
80歳の義母には天ぷらを
62歳のママにはストールを
70歳の実母には手紙を贈ろう
たった1つの希望は
今日も母たちが元気におやすみLINEを
くれたこと
また明日おはようございますって
元気に親孝行したい!
欲望
私は自己肯定が低く
承認欲求が強いと思う
いろいろ、紙に書いては破り、
また書いては、自慢したり
誰かに誉めてもらいたい
ズルい欲望を持っていると思う
今日も作った五、七、五
自分だけのノートに書いた
母に見せると落選する
そんなジンクスを、勝手に作ってる
という自虐はやめて
欲望の奥になにかあるかと考えてみた
愛し愛されたい
今も夜なのに仕事帰りの夫は
スーパーへ買い物に行ってくれてる
今一番の欲望は
みんな元気でしあわせに
それだけ!
列車に乗って
母の頭から、私たちは
消えそうになってる
少女のような笑顔に、癒されている
幼い頃、家族四人で高知までの旅行
列車に乗って「楽しい旅が始まるよ」と
若い母は幸せそうだった
それから三十年
母は「こんな未来になるとは思ってなかった」
と、嘆いてる
なんのことだか、わからないが
ならもう一度
未来をやり直してみよう!
またあの列車に乗って
今がしあわせと確めるために
消えゆく記憶に涙する前に
遠くの街へ
ふるさとは高知、
昔ながらのアーケード
いつもながら混んでる八百屋
帯屋町という通りだ
よさこいは毎年爆音で、踊り狂う
そんな街が好きだった
大きなショッピングモールができ
少し、賑やかさが弱まった
それでも高知の人は
帯屋町を「街」という
そんな優しい街思いを誇りに思う
先週、おばあちゃんに会いに行った
おばあちゃんは
「街へ行ってきいや、好きなもの買うてえいき」
おばあちゃんありがとう😆💕✨
そしてガンバれ「帯屋町」!
心からのエールを込めて
現実逃避
私は病気です
小学生の頃から不眠、自傷がひどかった
親は私をメンタルクリニックに
連れていった
そこで診断されたのは
極度の現実逃避、そのうち病気になる
だった
何て曖昧な診断だろうと思った
その診断の3年後、体が爆発した
統合失調症になった
それから20年
現実の世界でも
現実逃避の世界にも
いつもあなたが居てくれる
毎日50錠の薬を飲みながら、
オカリナを吹いてる
それでいいんじゃない?っていう
あなたが居てくれてよかった
また明日、元気に目覚めますように
あなたの横で