君は今
幼稚園のときから仲良くしてた友がいた
小、中学校一緒だった
毎日のようにケンカして
毎日のように笑いあい
ディズニーでパスポートなくすわ
手袋を田んぼに落として、あたふたするわ
セーブのできないファミコンのゲームを
朝の五時までやって親に怒られたり笑
泥だらけになって遊んだ
君は今、日大をでて、リクルートに入社して
結婚して、しあわせに暮らしているらしい
でもいつかもう一度会えたなら
あのセーブのできないファミコンゲームを
一緒にクリアしよーぜ!
物憂げな空
今日は憂鬱な天気
私の心もぼんやり曇り
私はここに居ていいのかな?
そんなネガティブなことを、考えて
空も物憂げなんだなと見ていた。
そこへ一羽のツバメが
雲を突っ切って、まっすぐ飛んでいた
羽虫くわえて
守るべき巣へ
私のネガティブは吹っ飛んでった
私には
守るべき家がある
守るべき家族がいる
明日はきっと晴れるはず!
小さな命
子供の頃、仔猫がダンボールに
捨てられていた
私の家では飼うことができない
だから、一件一件飼ってくれる人を
探しつづけた
ある家に「一匹なら」と
引き受けてくれた学生がいた
その夜に、その学生の親から苦情がきた
「お宅の娘さんに猫を押しつけられました明日引き取りにきてください」
私は母に平手打ちされた
飼ってくれるって言ってたのに、、、
次の朝猫を引き取り、公園のダンボールに
戻しに行った
遠ざかる仔猫が小さくなってく
まっすぐ私のほうをみて
小さな命を守れなかった
あの仔猫のまなざしを忘れられずに
今も思い出してる
Love you
父は安らかに旅立った
当たり前だが、父と母は恋人だった。
父が眠って静かに帰ってきたときに
母は父にキスしてた
横にいてくれる、夫はTVを見ながら
菓子パンをムシャムシャ食べてる
好きに生きて好きに死ねばいい
それが私の愛しかたである
もちろん、心から愛してて
長生きしてほしいとは思うが
だから今日も怒った
安いからって甘いもの買ってくるんじゃねー
と
安いからって水玉のパンツはいてんじゃねーと
太陽のような
私は若い頃、照明の仕事をしてた。
ステージに立つ人に
自分が照らした光で人を輝かせる
そんな仕事を誇りに思ってた
オールナイトの仕事を終え
朝、太陽が昇ってた
私は太陽になりたかった
仕事を辞め、結婚し、
今度は家庭を明るくできる
光になりたい
見返りを求めない
優しい人でありたい
あの日見た
昇る太陽のように