言葉にならないもの
個人的な体験談になります。というか、これから始まる物語と呼んだ方が響きがありますね。
いとまがある時に読んで頂けたら、幸いです。
私、今年で25になるのですが、なかなか他人を、そして、なにより自分を信じることができなかったので、歳を重ねるにつれて、人に対して深い感情を抱くことができなくなっていました。
そんな私に、稀有な出来事が起きました。
ある夢を見ました。一人の女性と仲良く話すという、長年叶わなかった欲望を如実に現していた夢でした。
ただ、いつもの夢と違う点は、起きた直後、高揚感?とにかく胸の高まりが抑えられなかったのです。ここまで、夢と感情がリンクする経験をしたことがなかったので、自分でも驚きを隠せませんでした。
そしてもう一点。その夢で逢った女性の顔が、なぜか鮮明に記憶として残っていました。普通、夢の中の人物は、靄がかかっているような、不確かな存在なのですが、今回は顔の特徴というか、雰囲気を確かに捉えることができました。
「あぁ。いよいよ俺も末期だなぁ。女性とは、夢で出逢うことしかできなくなってしまったか。」と、内心、コンプレックスが具現化しているようで、憂鬱でした。
そして、場面は変わり、私は新しい職場で働くことになりました。
いつも人とうまく馴染めず、自分を圧し殺し、周りにいつも合わせて生きてきました。それをもう一度繰り返すのかと考えると、初出勤であるにも関わらず、身体と心は、歩く動作に反して拒否していました。
そこで、一人の女性と職場の前ですれ違いました。
突然、既視感に襲われました。
「ん。あの人どこかで見たことあるような…」
そうです。夢で逢った女性だったのです。なぜそう言えるかと言うと、夢で感じた時と同じ感情が沸き上がったからです。夢のことなんて、一日足らずで忘れるのに、そこで逢った瞬間、その夢を思い出さずにはいられませんでした。
そして、なんと、その女性と同じ職場で巡り逢うことができたのです。
まだ会っただけで、特に発展などしていませんし、いつも期待すると、期待しただけ自分が裏切られるので、これ以上の話はまだありません。
でも、ここまで偶然のような出来事が起きると、「言葉では表現できない。でも、確かに、人智や自然を越えて存在するメッセージ」があるのではないかと思いました。
好き、嫌い、
ありのままの自分は好き、でも人前では猫をかぶる自分が嫌い、
海が好き、でも人が集まっている海は嫌い、
夜が好き、でも独りで過ごす夜はどこか嫌い、
本音は好き、でも建前は嫌い、
自宅の鏡は好き、でもスマホの内カメは嫌い
今日はこのくらいにしておきましょう。
たとえ相手にこの気持ちが伝わらなくても、
想い続けることぐらいは許して欲しい。
#てぶくろ
白色の手袋には「私には戦意がありません」という意味があるそうです。
それなら、明日から職場に白色の手袋を身に付けていきましょうか。
「あれ。今日はやけに目立つ色の手袋じゃないか」と上司に言われても、
「はい。今日は働くつもりありませんから。」と毅然とした態度で言い返してやりましょう。
大切なあの人と、少し背伸びをしてイルミネーションを
楽しむ夜も
予定がないことから逃げるように、家族でクリスマス特番を観ながら過ごす夜も
二人の匂いが充満した部屋で、愛人とまぐわう夜も
人の数だけクリスマスがある。
まるでクリスマスツリーの装飾品のように。
スターの様に鮮やかなものもあれば、ブーツの様に目立たないものまで。
でも私は、ベットで好きな洋楽を聴きながら、クリスピーチキンを頬張るクリスマスが好き。
ついでに、こんなクリスマスなら素敵だなって妄想に耽るのがテンプレ。
だって手に入れてしまったら、そこで満足して終わりだもの。
手に届かないからこそ魅力的なものもあるでしょ。