月下美人

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11/11/2025, 11:09:22 AM

ティーカップ

彼女が紅茶を味わう度に、カップの底と皿の重なる音が響く。

私は沈黙に誘われるように、急いでティーカップに口をつける。

「そんなに急がなくても、私は逃げていかないわ。」

彼女は続ける。

「でも、私も紅茶に似ているわ。あなたは気付いているのかしら。」

私は飲み手を止めて耳を傾ける。

「早く召し上がらないと冷めてしまうわよ。」

紅茶も私の心も。

11/10/2025, 10:59:38 AM

寂しくて

今すぐにでも飛び出して、あなたの全てを感じたい。

でも、自分の気持ちばかり伝えるのはエゴだよね。

感情的な自分と理性的な自分の狭間を往き来する。

だから、少しでも寂しさを感じないためにも、

こうやって文字を綴る。

無駄な試みだって分かってるのにね。

あなたは何を思って夜を過ごしているの。

11/9/2025, 11:56:14 AM

心の境界線

そんなものないと思いませんか。

あなたが欲しい言葉をあたえたら、きっともっと欲しがらせてしまう。

抱きしめたとしても、その瞬間は一瞬。

境界線なんて、自分たちが勝手に作り出しているのではないでしょうか。

こうすれば、なくなるのでは?なんて考えても際限がない。

ないものを最初から作る必要なんてない。

土足で入りこんでやりましょう。




だって、踏み出したくてしょうがないんでしょ?

10/29/2025, 10:07:22 AM

tiny love

季節の変わり目と言うのもあり、久し振りに風邪気味だ。

仕事は捗らないし、とにかく早く帰りたい。

そんな時に限って君は「今日、元気ないですね」なんて、いつも自分の様子を見ているかのような口調で言う。

ぬか喜びしてしまう自分がいる。

「熱はあるんですか?」

もうとっくに元気になったわ。って内心叫びたい。





あなたの気遣いが伝わったから、熱なんて忘れるくらい嬉しかった。

9/14/2025, 10:34:53 AM

君と見上げる月🌙


僕は月なんかよりも、月灯りで照らされている、あなたの横顔をずっと眺めていたい。


そんな時間を独り占めすることができたら、どんなに幸せだろうか。

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