:永遠に
時には感情や理性が僕達を阻むけれど、
一緒にいたいという気持ちはずっとここにある。
この人生の永遠を君に捧げるよ。
:もう一つの物語
僕達が出会わなければ、
お互い、何処かで壊れていたかもしれない。
別に私がいなくても君は生きていける。
きっとそうだろう。
でも君は、
本音を隠して良い印象を相手に見せつけても、
本性は誰にも癒されることのないまま、
深い深い傷を、君の言葉で刺していくのだろう。
ずっと悪夢に魘されて、独りになるのだろう。
信頼出来る人を作らずに
つまらない人生を送っていくのでしょう。
いや、君は、それも一つの人生だと考えるか。
でもさ、僕らは出逢ったんだよ。
恋病に陥って、お互いが好きで仕方ないんだ。
つまり、君が今から僕と歩む物語はこうだ。
僕と幸せになること。
いや、これから起こる未来を全部話してあげよう。
「一緒に暮らして、苗字もおそろいにして、
旅行もして、時には困難にぶつかって。
二人だけの、この特別な時間を、
大切にしていこうよ。
…まぁ、お金に余裕ができたら、
コウノトリを呼んでもいいのかもね?
私が一番信頼している恋人さん。」
愛言葉
「養えるようになるまで結婚はしない。」
恋人にそう言われて僕はどう思ったか、って?
んー…大事にされてると思ったし、
結婚する未来を約束されたように感じたよ。
恋人はね、しっかりとしているんだ。
計画をちゃんと立てて、それ通りに進むような。
片道切符のような僕の性格とは真逆で、
とても頼りになって、
一人でも生きていけるような性格で。
…そんな性格の人が、養えるようになるまでって
ハッキリと言ってくれた。
二人でずっと暮らしたいっていう隠れた思いが、
僕、分かっちゃうんだ。
彼なりの最大限の愛言葉だと感じたよ。
:友達
親友は、友達を失ったことがある。
引き金になる何かがあると、思い出して苦しくて、
学校にこないってことがあって。
僕にその気持ちは分からない。
けれど、裏切られた気持ちと同じと考えるなら、
僕と親友は同じ道でも違う方向を向いている。
…アイツさ。全部を抱え込むんだ。
プライドだ〜とか、
弱みを握られたくないから〜とか、
そう言ってたけど、
僕にはその過去のことを話してくれた。
勝手にいなくならないって信頼してくれたのかな。
あ、でも。これだけは言わせてね。
別にその友達が悪いんじゃないよ。
どこかの神様のイタズラに巻き込まれただけ。
そう言ったら親友は涙目になってた。
滅多に見せないその涙が、僕に突き刺さってさ。
僕さ、泣いちゃったんだ。
「やっぱおまえ、優しいやつだよ。」
…別に。
ただ言葉選びが独特で、文章もへたくそで、
辛さや苦しさにに共感して泣いてしまうだけの
日本人で、
…君の中で、最も信頼してる友達でしょ?