僕の手を取り走り出す彼女は
太陽みたいな人だった。
冒険を夢見てる僕はやりたいこととは反対に
何をしてもビクビクしてるような人だ。
彼女がいつも連れ出してくれる。
「今日はどこ冒険しよう」
楽しそうに笑う彼女と僕は行く
さぁ冒険に行こう!!!
─────『さぁ冒険だ』
春の訪れとともに
小さな町に住む少女が一輪の花を見つけた。
その花は誰にも気づかれず
地味な存在だったが
少女はその花に魅了されていた。
ある日、少女がその花に水をやろうとしていると、
突然現れた青年が声をかけた。
「美しい花を見つけたね」と青年が微笑むと、
少女は照れくさそうに頷いた。
青年はその花の名前を尋ね、
少女に花のことを教えた。
そんな日々が続くうちに、
少女と青年の距離は次第に近づいていく。
ある日、花が枯れかけているのを見た少女は心配し、
青年に相談すると、青年は笑顔で
「僕が手入れしてあげよう」と言ってくれた。
青年と一緒に花の世話をするうちに、
少女は青年に惹かれていく。
そして、青年も少女の純粋な心に惹かれ、
お互いに想いを寄せ合うようになる。
二人は一緒に過ごす時間を大切にし、
その花が二人の愛を象徴する花となった。
『一輪の花』が咲いた、
ふたりだけの幸せな恋の物語。
─────『一輪の花』
ママは魔法使い。
だって弟をすぐに泣き止ませるから。
私だって弟を泣き止ませたいのに。
機嫌が悪い時はおもちゃ投げてくるのに
ママに投げたことないんだもん。
ママは私に髪の毛をまとめるとき
魔法を使ってると思う。
だって頑張ろうって気持ちになるから。
いつか私もママみたいに魔法使いになりたいな
─────『魔法』
可愛いって会ったらすぐ言ってよ
歩くスピード合わせてよ
重いから荷物もって
可愛くて僕にだけ少しわがままになる君が好き
ごめん気が利かなくて
僕は君が初めての彼女だから
もっと君に僕の好きが伝わるような行動するね。
ごめん雨に濡れちゃった?
僕の上着羽織ってて
傘コンビニで買ってくるね
そう言って走り出そうとする僕の服を少し引っ張って
引き留める彼女は少し頬を赤らめていた。
勘違いしないでよ
行って欲しくないんじゃなくて
少しでも濡れたあなたと
隣を歩きたくないだけなんだから
なんて言われたが
それでも僕はいいと思った。
君が僕に行って欲しくないって思って行動したと
都合よく僕は解釈するから。
雨は案外すぐに止んだ
僕はずっと忘れないよ。
君と見た虹
大きく架かる虹を
彼女もきっと忘れないと思う。
少し恥ずかしがりながら
僕を手を繋いできたから。
─────『君と見た虹』
「夜空を駆ける僕らは鳥になった。」
『ちょっとそれだと言葉足らずだよ。』
「夜空を駆ける僕らは鳥になった。」
『じゃなくて正しくは
夜空の下で駆ける僕らは鳥のようになった気がした。』
「広がる星は僕らを祝してた。」
『正しくは
視界いっぱいに広がる星は僕らの再会を祝しているみたいだった。』
「僕らはもう自由だよ。
何する?何する?
走ろうよ!!!」
『ちょっと1人で会話完結させないで!!!』
「ほら!おいてくよ」
もうちょっとだけ
僕らの自由を祝して夜空を駆けることを許して
─────『夜空を駆ける』