持ってはいけないこの想いを
どこで吐き出せばいいのだろう
あの人に向ける言葉は
本心を隠した嘘ばかり
─────『ひそかな想い』
目は見えないけど分かる。
「あなたは誰?」
息を飲む音が聞こえた。
「僕はあやと」
「何か用?」
そう聞いたはずなのに
「おねーちゃんの目見えないの?
見えないのに僕がわかるの?
なんで?すごい!!!」
さっきの自己紹介よりもはるかに大きな声で
私に聞いてきた。
「あっもう時間だ!!!
おねーちゃん次は友達も連れてくるからまたね!!」
あれから毎日あやとくんは友達を連れて来る。
「あなたは誰?」を毎日言うとは思わなかった。
あなたが来て毎日が楽しいなんて思わなかったよ
─────『あなたは誰』
あの日彼に貰った
手紙の行方が分からなくて
必死に探す。
ほら皆も探してよ。
引き出し
本の間
缶の中
物の下
ないないなーい
もう無くしちゃったのかな。
手紙の行方は不明のまま
─────『手紙の行方』
ある日、
街の中心に佇む美しい輝きを放つ謎の宝石が
発見された。
その輝きはまるで星空そのものであり、
人々を魅了してやまなかった。
そんな中、ふたりの若者がその輝きを求めて出会った。
彼は冷たい印象を持つ青年で、
彼女は明るく元気な女性だった。
初めはお互い距離を置いていたが、
共に宝石の謎を解き明かす旅に出るうちに、
お互いに惹かれ合っていく。
困難に立ち向かいながら、
彼らはお互いの強さや優しさを知り、
深い絆で結ばれるようになる。
そして、ついに宝石の謎が解けたとき、
彼らの間にも新たな輝きが生まれた。
それは、彼らの純粋な愛と絆が
宝石以上に輝いていたのだった。
─────『輝き』
時間よ止まれ
もうこの時が止まってしまえば
これ以上ここが侵食されるとこは無いのに。
彼らはそれを止めるの。
時を止めた方が
あなたたちは良いはずなのに。
─────『時間よ止まれ』