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2/6/2025, 10:52:08 PM

病弱のアイツもう長くないだとか

明日は迎えられるか分からないらしい。

アイツは小さい頃から一緒に居るだけの友達。

俺はアイツを好きだけど

そんなこと言って困らせるのはしたくないから

俺はこのまま伝えずに終わると思う。

今日はずっと病室にいるつもりだ。

アイツはほぼずっと眠っていた。

日が落ちて空が暗くなる。

どうせならもっと一緒にいきたかったな。

なんてアイツの手を握って思ってしまった。

まだアイツは死んでいないのに。

そんなことを考えていたら夢を見た。

視界いっぱいに広がる星空を俺は見上げていた。

「アイツがもっと生きられますように」

なんて柄にもなく願っていた。

幾筋の流れ星が俺の視界を横切る。

夢だけど俺はこの綺麗な景色を忘れないと思う。

目が覚めた。

まだ日はあがっていなかった。

アイツは目を俺に向けて笑っていた。

もうすぐ夜が開ける。

いつかコイツに俺の気持ち伝えてやる。

そう思い俺もコイツに笑いかける。

2人を包む空気が静かな夜明けを迎えていた。





─────『静かな夜明け』

2/5/2025, 11:32:23 PM

人の数だけ色んな感情があるってわかってるつもり。

生まれた場所も環境も違くて考え方が真逆でも

言語の壁も越えて

あなたと共に居たいって思ったの。

この真っ直ぐな言葉を伝えたって

届いていないかもしれないけど

それでも届いてくれたら良いななんて

都合よく思う。

まずは一緒にお互いのことを知っていきませんか?

私の事たくさん話すから

あなたも私に好きなこととか好きな物とか

たくさん教えて欲しいな。





─────『heart to heart』

2/5/2025, 2:45:05 AM

永遠の花束を君にあげるよ

正確には生花じゃないから

枯れないし萎れないだけなんだけど。

君を笑顔にしたいから

君にプレゼントを渡す。

これで笑顔が見れるなら

僕は喜んでプレゼントを贈りたい。





─────『永遠の花束』

2/3/2025, 11:23:14 PM

やさしくしないでよ

あなたに甘えてばっかりで

何も出来ない私が存在してしまうでしょ。

あなたがずっと私の隣にいるなんて保証

どこにもないんだから。

私に優しくしないで

私に甘え方を覚えさせないで。





─────『やさしくしないで』

2/3/2025, 12:01:23 AM

アイツがくれた手紙は

私が見る前に隠されてしまった。

アイツ隠す場所は決まって同じだから

簡単なんだけどって思ってたら

今回はなかった。

アイツに直接聞いてみよ。

アイツは焦った顔をして

顔が真っ赤になっていた。

隠したのがバレて悔しいんだと思う。

今は手紙の内容は聞かないでおくね。

また今度隠した手紙見せて欲しいな。





─────『隠された手紙』

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