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1/31/2025, 10:26:05 PM

途中で帰りたくなった僕はこの電車を降りようとした。

でもそれをアイツを許してはくれなかった。

この電車は地獄行き。

僕には何をした記憶も残っていないから

ここに行く理由が分からない。

「まだ旅の途中でしょう」

不気味に話すアイツは僕の腕を強く握った。

アイツの手跡がクッキリついた。

「覚えてないで済む話じゃないでしょう」

なんて僕を見る。

僕はぐるぐると思考を働かした。

でもやっぱり僕は

こうなっている理由が見つからなかった。

「まぁまだ旅の途中ですから

ゆっくり思い出しましょう」

ねっとりとその言葉が僕に絡みつく気がした。

僕の背中に冷たい汗が伝った。

早く終わってくれなんて思いながら

僕は座席に座らされた。





─────『旅の途中』

1/30/2025, 11:06:04 PM

僕がまだ知らない君は

なんだか消えてしまいそうだと思った。

僕には彼女が大人に見えた。

まだ知らない君に僕はどう思うのだろう。

いつか僕にも教えてくれたらいいな





─────『まだ知らない君』

1/29/2025, 11:10:45 PM

日陰に隠れて

アイツらから逃げる。

アイツらゾンビみたいだ。

一体どうなっているんだ。

君はずっと魂が抜けたみたいに

ぼーっとしていた。

こんな世界の中で大切な人を見つけるらしい。

見つかるといいななんて僕は思う。

そのために僕ら2人で生き残るんだ。

強くそう思った。





─────『日陰』

1/28/2025, 11:08:43 PM

照れやな君はいつも帽子をかぶる

僕と目が合うのも恥ずかしいみたい。

少し目を合わせて見たら

帽子を深くかぶってる

でも耳は隠れてないし

赤くなってるのが見えてて

可愛いなって思う。

でもいつか帽子をとって

僕を見てくれたら嬉しいな





─────『帽子かぶって』

1/27/2025, 11:11:47 PM

みんなの前に立って何かを発表するとか

苦手なんだよななんて思いながら

今までありがとうございましたと先生に伝えた。

2年の時に選択した授業で

3年になってやりたい事が変わってしまったけど

歌を聞いたりするのが好きだから

楽器を触る機会は卒業したらあまりないから

なんて理由で頑張ろうと音楽に取り組んだ

音楽最初のテストは歌のテストだった。

すぐ緊張して顔に熱が集まった。

近くでピアノの音がするのに

音に乗れてないし

声もマイク越しなのに小さかったけど

小さな勇気を持つキッカケだったと思う。

みんなの前で話すはまだまだ苦手だけど

小さな勇気を持つ私は頑張れると思うから

次も頑張って行きたいと思う。





─────『小さな勇気』

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