みんなの前に立って何かを発表するとか
苦手なんだよななんて思いながら
今までありがとうございましたと先生に伝えた。
2年の時に選択した授業で
3年になってやりたい事が変わってしまったけど
歌を聞いたりするのが好きだから
楽器を触る機会は卒業したらあまりないから
なんて理由で頑張ろうと音楽に取り組んだ
音楽最初のテストは歌のテストだった。
すぐ緊張して顔に熱が集まった。
近くでピアノの音がするのに
音に乗れてないし
声もマイク越しなのに小さかったけど
小さな勇気を持つキッカケだったと思う。
みんなの前で話すはまだまだ苦手だけど
小さな勇気を持つ私は頑張れると思うから
次も頑張って行きたいと思う。
─────『小さな勇気』
わぁ!って驚かす君は
ほんとに世界一可愛いんじゃない?なんて
親バカ発揮してて
何が理由で
泣いているのか分からなかったあの頃から
少しは成長できたかなって
自分を褒めてあげたいって思う。
この子の笑顔ずっと見ていたいな。
─────『わぁ!』
私の好きな絵本はなんだったっけ。
絵本の名前は覚えてないけど
こんな内容だったと思う。
王子はお姫様を見つけ出し
2人は幸せに過ごしました。
めでたしめでたし。
これで終わらないのがこの物語。
なんと今度はお姫様が
冒険したくなって
王子様とお姫様は
色んなところに行くんだよね。
私が思ってたおしとやかなお姫様は居なかったけど
元気で笑顔いっぱいのお姫様は
見ていてワクワクした。
私の大好きな絵本。
─────『終わらない物語』
いつかバレてしまうけど
今だけはこの嘘をばらさないで。
この子の母親がもう居ないなんて
こんな話
嘘でもあって欲しくないよ。
僕があの子に真実を言わないことを
許してよ。
こんな事になるのならやさしい嘘で
あの子を騙し続けたい。
─────『やさしい嘘』
瞳を閉じて
あなたを思い浮かべるけど
もうあなたの声は思い出せないみたい。
大好きなあの声はどんな声だったのだろう。
もう聴けない思い出せない声に
少しの涙が浮かぶと同時に
あなたの顔は絶対に忘れたくないと強くそう願った。
─────『瞳を閉じて』