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10/3/2024, 11:09:30 PM

また巡り会えたら私は嬉しいけど

君は違うみたいだった。

あなたは誰かを想ってるようだった。

それが誰かは分からないけど

その方と君が巡り会えたら

いつか私を見てくれるかな。





─────『巡り会えたら』

10/2/2024, 11:08:40 PM

小さい頃は蛇口から出る水が奇跡だと思った。

だって7色の虹が見えたから。

少し経ってからそれが

奇跡じゃないことを知った。

それでも自分は奇跡と呼んだ。

20年後自分にも

子供が産まれた。

そして君は言ったんだ。

蛇口からの水は奇跡って

君と奇跡をもう一度起こそう



─────『奇跡をもう一度』

10/1/2024, 11:18:47 PM

黄昏時に見る制服を着た高校生は

自分には眩しいと思った。

現在アルバイト募集の情報を見ながら

コンビニでエナジードリンクを買い込む

自分とは正反対で息が苦しくなる。

アルバイト募集を一通り眺めたあとは

パソコンに向かいひたすらゲーム。

落ち込んだ自分の心を溶かすように

ゲームは自分に寄り添ってくれると思っているのは

もう廃人の1歩手間なのかもしれない。

お金がない

働かないと

でもこんな自分が上手く働けるわけが無い
めんどくさい

ゲームをしよう

毎日この繰り返し

早く変わらないといけないな





─────『たそがれ』

9/30/2024, 11:09:46 PM

いつか君が僕を忘れてしまうその日まで

毎日この時間に病室に行くよ。

最近は僕を思い出せないでしょ。

わかってたはずなのにさ、

なんだか悲しくなって

1人で泣いた。

きっと明日も僕を忘れた君が居る。

それでも僕は君に会いに行くよ。





─────『きっと明日も』

9/29/2024, 11:10:21 PM

そこに彼女は居た。

「もう帰るよ」

僕がそう言うと彼女はいつもこう言う。

「まだマスターを見つけていません」

「うんまた明日来よう。」

静寂に包まれた施設の一室に

今日と変わらない姿で

立っていた彼女を見たのはもう15年も前だった。

「本当にマスターは居るの?」
「マスターは誰?」
「なんでマスターを待っているの?」

いろいろ聞きたいこともある。

でももう見たくないと思ったんだ。

静寂に包まれた部屋で立つ彼女は今よりずっと

消えてしまいそうだったから





─────『静寂に包まれた部屋』

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