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8/14/2024, 11:33:07 PM

自転車に乗ろう

そして私たちは風になるの

そうしたらいつだってあなたと一緒にいれるはずでしょ





─────『自転車に乗って』

8/14/2024, 2:21:24 AM

心の健康もひと目でわかるようになれば

私は彼女を失うこともなかったのにな





─────『心の健康』

8/12/2024, 11:47:08 PM

君の奏でる音楽のファン一号になるよ

そう言っていたのはいつだったのか。

彼女は素晴らしい演奏家になっていた。

あの頃とは変わらない優しい音色に

昔とは違う力強さを感じる音が

彼女の音楽に誰もが耳を傾けた。

もっと聞かせて

いつまでもファン一号を名乗らせて





─────『君の奏でる音楽』

8/11/2024, 10:29:06 PM

麦わら帽子をかぶる君が

なんだか遠くに居るように見えた。

手の届く距離に居るはずなのに

彼女の目線の先には

彼が居る。

こんなに近くに居るのに

今はその距離が辛くなってくる。

君は僕を好きになってくれないのに

君の恋がどうか実りますように

麦わら帽子の似合う君にはずっと笑って欲しいから





─────『麦わら帽子』

8/11/2024, 12:17:20 AM

いつまでも止まらない電車に乗っていた。

ぼーっと正面を見つめて

向かいの電車の窓を眺めてた。

なんでかいつからここに居たのかもう分からない。

もうどうでもよかった。

自分の頑張りと結果が追いつかないし

すぐに上手くなれる訳じゃなくて

勢いで家を出た自分に

両親はいい思いはしていないような気がして

実家にも帰れない。

だからこそ自分の避難場所が

欲しかったのかもしれない。

この電車にはきっと自分と同じ

避難場所を探す人達が集まっているのかもしれない。

ただそこに乗り合わせた人として

独り言のような会話して

去っていく。

途中で降りていく人もいれば

降りていかない人もいる。

ここに駅なんてなかったはずなのに

降りていくひとはみんな

嬉しそうな安心した顔をして降りていく。

自分にもそんな駅があるのだろうか

終点のない電車に乗って

今日も景色を眺めてる





─────『終点』

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