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3/27/2024, 10:09:20 PM

「で...できた!!」

自分のすぐ横でそんな言葉が聞こえた。

「君はアンドロイドだよ。
名前は...そうだなーアスにする。」

すこし目を大きくしている彼は私をアスと呼ぶ。

「わかりました。」

彼は私に笑顔を求めた。

「すみません。笑顔がインストールされていません。インストールしますか?」

そう言うと彼はハッとしていた。

「動くだけで感情とかのプログラムはやっていなかったかもな...」

彼は毎日今日あったことを話してくる。

嬉しかったこと悲しかったこと

それはすべてアスには理解出来ていない。

だって、全て素人の彼が作ったのだから。

アスは毎日自分自身に問う。

where is my heart?
(私の心がどこにあるのか?)

彼の気持ちを理解できるまで

答えは出せないのだろう





─────『My Heart』

3/27/2024, 1:49:12 AM

彼女にあるものが欲しい

私のないもの

愛されたいな

あの子みたいに





─────『ないものねだり』

3/25/2024, 10:06:06 PM

両親が離婚した。

私は父に育てられることにした。

母が私の元を去っていく様子を

眺めていたのを覚えてる。

そこになんの感情も持っていなかった。

父は毎日料理を作ってくれている。

たまに私に言う,

これ好きだったでしょの言葉。

好きじゃない食べ物のことはあるけど

私の事を理解しようと

前までしていない料理をしてくれているのが

嬉しくなっていた。

全然好きじゃないのに

好きだと思って作ってくれるのが

優しいなって感じる。

いつもありがとうお父さん





─────『好きじゃないのに』

3/24/2024, 11:30:50 PM

「今日もところにより雨なんだって

ねぇ知ってる?

最近の噂話

雨降る深夜人がさらわれるって

しかも若い女の人だけが居なくなるんだって」

「そんなのただの噂話でしょ?

それなら外に出なければいいじゃん。」

「そう思うじゃん。

隣のクラスの子から聞いたんだけど

そのさらわれた女の人は何かに導かれるように

外に出たんだって」

「へぇー怖いね」

本当にそれ思ってるなんて声をバックに私は考えていた。

なんで警察は動いてないのか、なんで雨の日なのか

よく分からないことがあると思った。

「ねぇこれ私たち2人で調べてみない?」

私がそういうと彼女は元気よく頷いた。

これからどういう未来が待っているかも

知らないまま





─────『ところにより雨』

3/24/2024, 12:35:58 AM

ヒーローになりたい。

テレビに映るヒーローを寝転びながら見て思う。

初っ端からやる気ないと思われても仕方ない。

私は今何にもなりたくないのだから。

私はの夢は不労所得。

そんなのダメだって知ってるから

今悩んでる最中なのだ。

みんなは言う。

将来やりたいことは好きなもの興味あることから

考えていけばいいんじゃないか。

そんなの出来てたらとっくの昔に決まってんの。

口には出さないけど、何度こう思ったことか。

急な話だが、ヒーローというものはいい。

誰かにとって特別な存在になれるのだから。

誰かが支持してくれて好きになってくれて

その支持が私の力になるっていうことは

自分の価値を感じられていいなーって思う。

こう思うってことは、

つまり私も誰かの特別な存在になりたい。

そう思っているのだと思う。

頭の隅にある配信者という言葉。

簡単にできたら、本当に楽だろうなって思ってる。

しかし自分に強みがない、

誰も私という存在を見つけてくれないと思う。

特別な存在になるのは難しいかもしれない。

まあ、これは全て想像によるものだから

やってみないと分からないけれど

特別な存在になるために、

私は何をすればいいのだろうか。





────『特別な存在』

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