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3/27/2024, 1:49:12 AM

彼女にあるものが欲しい

私のないもの

愛されたいな

あの子みたいに





─────『ないものねだり』

3/25/2024, 10:06:06 PM

両親が離婚した。

私は父に育てられることにした。

母が私の元を去っていく様子を

眺めていたのを覚えてる。

そこになんの感情も持っていなかった。

父は毎日料理を作ってくれている。

たまに私に言う,

これ好きだったでしょの言葉。

好きじゃない食べ物のことはあるけど

私の事を理解しようと

前までしていない料理をしてくれているのが

嬉しくなっていた。

全然好きじゃないのに

好きだと思って作ってくれるのが

優しいなって感じる。

いつもありがとうお父さん





─────『好きじゃないのに』

3/24/2024, 11:30:50 PM

「今日もところにより雨なんだって

ねぇ知ってる?

最近の噂話

雨降る深夜人がさらわれるって

しかも若い女の人だけが居なくなるんだって」

「そんなのただの噂話でしょ?

それなら外に出なければいいじゃん。」

「そう思うじゃん。

隣のクラスの子から聞いたんだけど

そのさらわれた女の人は何かに導かれるように

外に出たんだって」

「へぇー怖いね」

本当にそれ思ってるなんて声をバックに私は考えていた。

なんで警察は動いてないのか、なんで雨の日なのか

よく分からないことがあると思った。

「ねぇこれ私たち2人で調べてみない?」

私がそういうと彼女は元気よく頷いた。

これからどういう未来が待っているかも

知らないまま





─────『ところにより雨』

3/24/2024, 12:35:58 AM

ヒーローになりたい。

テレビに映るヒーローを寝転びながら見て思う。

初っ端からやる気ないと思われても仕方ない。

私は今何にもなりたくないのだから。

私はの夢は不労所得。

そんなのダメだって知ってるから

今悩んでる最中なのだ。

みんなは言う。

将来やりたいことは好きなもの興味あることから

考えていけばいいんじゃないか。

そんなの出来てたらとっくの昔に決まってんの。

口には出さないけど、何度こう思ったことか。

急な話だが、ヒーローというものはいい。

誰かにとって特別な存在になれるのだから。

誰かが支持してくれて好きになってくれて

その支持が私の力になるっていうことは

自分の価値を感じられていいなーって思う。

こう思うってことは、

つまり私も誰かの特別な存在になりたい。

そう思っているのだと思う。

頭の隅にある配信者という言葉。

簡単にできたら、本当に楽だろうなって思ってる。

しかし自分に強みがない、

誰も私という存在を見つけてくれないと思う。

特別な存在になるのは難しいかもしれない。

まあ、これは全て想像によるものだから

やってみないと分からないけれど

特別な存在になるために、

私は何をすればいいのだろうか。





────『特別な存在』

3/22/2024, 11:44:19 PM

いつまで経っても

バカみたいなことしか言わない彼にムカついた。

人は誰しも歳をとって

身体的にも精神的にも大人になっていく

社会人になったころもう私は

バカみたいな思考はやめた。

だって叶うはずがないのだから。

そんな事したって想像と現実の差に落ち込むだけ。

でも彼は違かった。

彼と言うのは私の幼馴染。

彼は小学校からずっと変わっていない。

だって今も私の目の前で

バカみたいな思考を口に出している。

私はそんな彼に呆れた。

イライラしてきていた。

現実味のない話を私がいる時に離さないでよって。

「ねぇもう大人になりなよ。
そんなバカみたいな事話さないでよ。」

って彼に言ってしまった。

彼は急に声を荒げた私に少し目を開いて

「ごめん」

そう一言言った。

そのあとの彼は少し悲しそうな顔をしていた。

私は心が狭い奴だなと客観的に自分を見ていた。

私だって知っていた。

こんなこと言ったら彼がこんなに悲しい顔をすることを

でも抑えられなかった。

会うたびにバカみたいなこといって

人生楽しそうでそんな彼が眩しくて

見ていたくなかったから。

あぁ,ほんとにバカみたい。





─────『バカみたい』

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