11/7/2023, 11:14:47 PM
貴方のようになりたかった私
私のようになりたかった貴方
お互いがお互いを羨んだ私たち
いつもあなたに憧れてた。
貴方になりたいって。
あなたとわたし
ないものねだりしちゃうなんて
なんだか似ているね
─────『あなたとわたし』
11/6/2023, 11:17:59 PM
「俺が死ぬ時は絶対晴れになってる」
会う度に彼はこの言葉を残す。
ここは雨の国
晴れなんてここでは伝説にしか聞いたことがない。
あれから月日が過ぎて
彼はおじいちゃんになっていた。
お見舞いに行くと彼は笑っていた。
「久しぶり」
弱々しく聞こえる声は最期が近ずいているのを
感じて彼の前で泣いた。
困ったように笑いながら彼は言う。
「俺が死ぬ時は絶対に晴れている」
「まだそんなこと言ってるの?」と
笑いあったあと数日後彼は息を引き取った。
天気は雨だった。
でも私には少し暖かい柔らかい雨に感じた。
─────『柔らかい雨』
11/5/2023, 11:03:40 PM
あの日の君みたいに
僕もそれになってみたい。
あの時君が来た時の感情を
いつか誰かに分かって欲しい。
だって君は一筋の光だったから。
あの日あの瞬間だけは
僕だけの君だった。
いつか僕も誰かのための僕で居られたらいいな
─────『一筋の光』
11/5/2023, 12:22:50 AM
いつもこの道を通るあのおじさん
その背中は哀愁をそそる
寂しそうな背中をしてる気がした。
いつもこの時間にスーパーの袋を持って
疲れきってる彼に
私ができること
吹奏楽での練習として
窓を開けて応援ソングをあなたのために
演奏すること
少しでも明るい気持ちになれるように
今日も私の弾く曲を聴いて
─────『哀愁をそそる』
11/3/2023, 11:47:08 PM
鏡の中の自分はいつも笑顔
メイクも完璧でいい顔してる。
いつもいい顔でいれたらいいのに
鏡の中の自分が美しくて羨ましい
もっともっと現実でも美しくなれたらいいな
─────『鏡の中の自分』