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10/14/2023, 11:06:09 PM

もっと高く飛びたい

もっと高い点が取れたはず

もっと上に上に上がっていきたい

僕の目標は上に上に上がっていく

もっと高く高く飛ぶために

もっと高い高い点を取るために

僕は頑張っていきたい





─────『高く高く』

10/14/2023, 12:53:08 AM

子供のように笑う

それが私だ。

だから彼も好きになってくれたんだと思う。

いつだって笑ってその場を明るくしていたから

私の周りには人が集まってくれたんだと思う。

もしも私から笑顔が消えたなら

子供のように笑わなくなってしまったら

きっと私には何も無くなってしまうんだろう。

そんなことも心の中で思いつつ

今日も私はみんなの中心で笑う





─────『子供のように』

10/12/2023, 11:23:58 PM

放課後、私は決まって

グランドが見える校舎でサッカーを眺める

女子達はグランドのフェンスの周りで

集まって観戦してるけど

実は校舎から眺める方が良いなんて

知らないんだろうなと少し優越感に浸る。

私は別にサッカーが好きなわけじゃない。

幼なじみと一緒に帰るのが日常だったから

仕方なく終わるのを待っているようになった。

彼は決まって教室で待っていた私に

「今日も下で見てくれなかったの?」

なんて聞いてくる。

答えなんてわかってるくせに

「そう。ここで見るサッカーは最高だから」

いっっつもこう答えて

彼と並んで歩き出す。

クラスが違くても放課後がいつも一緒だから

もしあなたが休んだ時は

寂しい放課後になってしまうかも





─────『放課後』

10/11/2023, 11:17:38 PM

2人で新しく部屋を借りて一緒に住むなんて

もっと先のことだと思ってた。

私はいつまでもダラダラと動こうとしない人だ。

いつもデートの予定とかは

テキパキと動く彼に任せっきり

2人で行きたい場所の案は出せるけど

一日のスケジュールを立てるのは

めんどくさいと思ってしまう

困った人間だ。

彼はこんな私と一緒に住むこと

つまり同棲を提案してきた。

私がダラダラ過ごしているところを見せすぎて

一人暮らしの生活事情を不安に思ったのだろうか

そう思っているのなら一言いってやりたいが

彼と一緒に暮らせるのは嬉しいので頷いておいた。

そして今カーテンの色で討論中だ。

いいスタートはきれそうかな。





─────『カーテン』

10/10/2023, 11:15:30 PM

「なんで泣いてるの?」

なんて聞いてくるこの男は狂ってる。

私は恐怖で声も出せなくなっていた。

涙だけが流れ続けていた。

私はこの男から逃げ出したはずだった。

スマホもしっかりと男の家に置いて行って

位置情報は分からないはずだったのに。

なんで男が目の前に居るの?

「探したよ。家から出ちゃうなんて

一人で寂しかったよね。

もう泣かなくて大丈夫だよ。

迎えに来たからね。」

なんて抱きしめてくる男。

違う。違う。逃げ出したはずなのになんで居るの。

あなたが怖くて仕方がない。

涙の理由は貴方のせい。





─────『涙の理由』

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