例えば今日の星座占いが1位だったら
ココロオドル
例えば今日の仕事やバイトでお客さんに褒められたら
ココロオドル
例えば新しい傘開く時
ココロオドル
友達と話してる時
ココロオドル
毎日がいつも通りでつまらなく感じても
きっと何かは違うはず
今日はどんなことでココロオドルだろう
─────『ココロオドル』
仕事を効率よく行うには、
束の間の休息も有効に活用するべき
そんな言葉をかけてくれたのは
上司だった。
仕事に追われ過ぎて
クタクタになっていた私には
その言葉が暖かくて
嬉しかった
よし、次の仕事も頑張ろう
─────『束の間の休息』
「私、あなたが...好き!」
...ハイカット!!
「いい演技してるけど
ここはもう少し力を込めて言って欲しいな」
「はい!!やってみます!」
私はプロじゃなしまだ無名な私にこんな大役
緊張するしから何回もミスしてしまうし
監督の求めてる演技なんてすぐにはできない。
だっていつもはモブキャラだったから
今日の撮影が終わって家に帰っている時
路上ライブをしている男性が気になった。
人はあまり集まっていないし
歌がめっちゃ上手いって言う訳じゃない
でも今の私には強く彼の声が心に響いた。
力を込めて誰かの心にこの声がとどきますようにと
言っているかのように
誰かに自分を見つけて欲しいと言っているかのように
歌う姿は輝いて見えた。
いつか彼の歌のように私の演技で
影響を受けてくれる人が居てくれたらいいなと
淡い希望を抱いて私は明日の撮影に臨んだ。
─────『力を込めて』
いつも振り返ると後悔が残る。
あの時こうしてればとか
なんでこう動かなかったのかとか
いつもそうだ。
自分は常に過ぎた日を想ってしまう。
過去なんて変わらないのに
今日もきっと後悔してしまうかもしれない
それでも僕はそれでも今日を進む
─────『過ぎた日を想う』
僕の彼女は星を見ることが好きらしい。
よく知らないが星を観測する
委員会?部活?があるみたいで
彼女はそこに所属しているみたいだ。
そして今、
僕は彼女と星がきれいと有名な場所に訪れていた。
「うわぁ〜!やっぱ星綺麗だね!!」
彼女が弾む声でいうものだから僕は笑顔になった。
「ねぇ、見て!!ここ○○座見えるよ!」
「え?どこ?」
「ほら!ここら辺!」
正直どこを指しているか分からなかったけど
真剣にカメラを構えて写真を撮る彼女が
生き生きしていて僕は笑顔になった
こんな彼女をいつまでも隣で見ていたい
─────『星座』