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8/10/2023, 11:09:59 PM

ここは世界の端、終点だ。

なんの色もないここは酷く寂しく感じた。

空は灰色の雲が分厚くかかっていた。

なぜ僕はここにいるのだろう。

どうやってここに来たのだろう。

なんのためにここに来たのだろう。

戻ることは出来ないのだろうか。

見渡してみても何も無い。

障害物が無いここは遠くまで見えるせいか

どこまでもこの景色が広がっているように感じた。

あぁ、世界の終点で僕も終わってしまうのだろうか。





─────『終点』

8/10/2023, 1:26:41 AM

「めしあがれ!!」

ニコニコ笑う小さな君が好き

「ママにね教えて貰ってね作ったよ!!」

そう言って娘が作ったクッキーを彼女が机に置いた。

「ちょっと焦げちゃった」

彼女は娘に聞こえないように小声でそう呟いたけど

娘はすごく笑顔で僕が食べるのを待ってる。

食べてみると確かに少し焦げていて完璧とは

言えないけど

僕はとても嬉しいかった。

僕のために作ってくれたことが

上手くいかなくたっていい

気持ちが嬉しいから





─────『上手くいかなくたっていい』

8/9/2023, 1:46:08 AM

蝶よ花よと私を育ててくれた家族

可愛がってくれる家族

でも私に新しいチャレンジはさせてくれなかった。

彼と出会った。

彼は私を連れて色んなところを連れていってくれた。

家族とは違って新しいことを教えてくれた

蝶よ花よと育ててくれた家族も好きだけど

色んなチャレンジをさせてくれる彼も大好きだ





─────『蝶よ花よ』

8/7/2023, 11:52:14 PM

学校でイケメンと言われる彼と

学校で美人と言われる彼女が結ばれることなんて

最初から決まってた。

だから告白するのを辞めた。

あの人のことだから

断る時もきっと優しいんだと思う。

隣のクラスの子が学校で

有名になった美男美女カップルに告白したらしい。

結論から言うと断られていた。

こうなることも最初から決まってた。

隣のクラスの子は悲しむどころか

笑顔でその言葉を受け止めたらしい。

あの子は強い私はそう思った。

でも私は見てしまった。

空き教室で一人でいる姿を。

太陽の光に当たって

光っていた涙が私の心を締め付けた。

あの子は強い訳じゃない。

強がっていただけだった。

振られるのも最初から決まっているのを知って

それでも告って1人で泣くなんて

強がっていてもかっこよく見えた。

今日見たことは誰にも話していけないと

そう思った。





─────『最初から決まってた』

8/6/2023, 11:29:36 PM

太陽が私を照りつける

まるでアスファルトが

フライパンみたいに熱を反射して

上からも下からも熱が肌に当たって

私の肌を焼く

汗が出る

蝉の声が聞こえる

夏を感じてなんだかもっと暑くなった気がした。





─────『太陽』

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