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7/31/2023, 11:41:59 PM

君があまりにも綺麗に笑うから

僕は君を好きになった。

君に僕を見てもらいたくて

告白をした。

結果はダメだった。

「ごめんなさい。」

悲しくなったけど仕方ないとも思った。

関わりがなかっただけだから。

とある日

僕は聞いてしまった。

君が僕の告白をバカにしたこと

仲のいい人たちの会話を聞いてしまったこと

真剣に告白をしたのにバカにされたこと

悲しくなって僕はその場を離れた。

だから、一人でいたい。

告白もしなければ傷つくこともなかったから

これからは傷つきたくないから。





─────『だから、一人でいたい。』

7/31/2023, 12:54:31 AM

そんなに澄んだ瞳で僕を見ないで

僕の汚い部分が映し出されてしまうから

僕を澄んだ瞳に映さないで

僕を綺麗なものだと思ってる君に

こんな姿見て欲しくないから

澄んだ瞳で僕を見て

綺麗な僕をいつか見せに行くから





─────『澄んだ瞳』

7/29/2023, 11:41:52 PM

暗闇の中、獣のような呼吸が聞こえた。

それは、彼らの心臓の鼓動を伴って、

森の中に響き渡った。

彼らは、ただじっと立ち尽くし、

獲物が現れるのを待っていた。

彼らの鋭い視線が、

暗闇の奥から何かを探し出そうとしている。

そして、ついにそれが現れた。

巨大な影が、彼らの前に立ちはだかった。

獣のような姿勢と、

野性的な眼差しを持つそのものは、

まるで人間ではなかった。

彼らは、その獣を追い詰めるために、

一斉に攻撃を仕掛けた。

しかし、彼らの攻撃は空しく、

その獣はただ立ち尽くして、

まるで彼らをあざ笑うかのように見つめていた。

彼らは、悲鳴を上げながらその獣に襲われた。

鋭い爪や牙が、彼らの身体を引き裂いていく。

しかし、彼らは諦めずに戦い続けた。

そして、

ついにその獣を倒すことができた。

彼らは、血に染まった身体を持ち上げ、

勝利を祝った。

しかし、嵐が近づいていることを感じながら、

彼らは次の戦いに向けて準備を始めたのであった。





─────『嵐が来ようとも』

7/28/2023, 11:40:00 PM

やっと誘えた君とのお祭り

浴衣は気合い入りすぎかな?

なんて色々考える

君の隣で歩くだけでドキドキしちゃう

色んな屋台まわって

手とか繋げたらいいな

お祭り上手く行きますように





─────『お祭り』

7/27/2023, 11:37:13 PM

「危ないッ」

ドンッ

横から手が伸びてきて私を押した。

「痛ッ」

私は押された方を見た。

横には倒れている赤く染っていく男性と逃げる車

映画やドラマを見ている気分だった。

「だ、大丈夫ですか!」

嘘みたい。

彼はあまりにも美しく笑顔で

私を見つめているように見えた。

「なんで、なんで笑顔なんですか?」

「なんででしょう?私にも分からないです。」

そう言って彼は目を閉じた。

「うそ、嘘ですよね。起きてください!」

全く面識のない彼が

私を庇う必要はなかったはずなのに

悲しくなった。

彼の人生がここで終わってしまうことに

でも私には見えた。

空から人が降りてきたのが

その人は神様と名乗った。

神様が舞い降りてきて、こう言った。

「貴女が彼を助けたいと思うなら念じてみればいい」

私はきっと神様のこの言葉を聞いた時

何言ってんのコイツみたいな顔で

神様を見ていたと思う。

私にはよくわかんなかった。

生まれてから1度も

そんな人を助けるような力を

持っているわけじゃなかったから。

念じる

はぁ?

そんな馬鹿みたいに簡単な事で

彼が助かるなんて有り得ない

そう思いつつ私は念じた。

〝面識のない私を助けてくれた彼を助けて。
死なせないで。
まだお礼も言えてないし名前も知らない。〟

少し経ってから彼は目を開けた。

すぐ周りを見渡したが神様は姿を消していた。





─────『神様が舞い降りてきて、こう言った。』

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