5/2/2023, 11:14:23 PM
隣の席の君は私の好きな人
でも彼には彼女がいるの
彼はみんなの人気者
彼女も学年のアイドルみたいな可愛い子
2人がお似合いだってことはもうわかってる
私に優しくしないで
好きにならないように
特別な感情を持たないように
留まっているんだから
─────『優しくしないで』
5/1/2023, 8:11:31 PM
虹が好き
1色じゃなくてカラフルなのが良いよね
あなたはどんな色が好き?
良かったら
2人でカラフルを探してみない?
─────『カラフル』
4/30/2023, 8:59:11 PM
俺に楽園を教えてよ
色んな楽園を知りたいから
俺を止めようとしないで
楽園を探しに行かないか?
もちろん君も一緒に
手を繋いで行こうよ
まだ見ぬ楽園へ
─────『楽園』
4/29/2023, 11:13:35 PM
私の彼とあの子が楽しそうに話してるのが
風に乗って聞こえてきた。
私の彼なのに何で貴方はあの子と楽しそうに話すの?
胸の中でモヤモヤと暗い気持ちが現れる。
あの子が嫌いなわけじゃない。
むしろ好き。
彼もあの子も好きだからこそ
このモヤモヤが嫌になった。
彼とあの子の会話が風に乗って聞こえてくるように
私の醜い感情も風に乗って
どこかに飛んでいってしまえばいいのに
─────『風に乗って』
4/28/2023, 10:21:10 PM
青年は古い小屋に倒れていた。
最初は何も見えなかった。
ひとつの明かりもなかったから。
目を凝らして周りを見渡す。
青年は他に人がいることに気づく。
青年は刹那の間、老人と顔を見合せた。
そしてなぜか見せている笑顔を眺めた。
青年は少し怖くなった。
何も言わずに笑顔で居るなんておかしかった。
「ここどこなのか知ってますか?」
青年は老人との会話を試みる。
老人は応えることなく笑顔を崩さなかった。
早くここから出たい。
そういう思いで青年は出口を探し始めた。
─────『刹那』