木弓るん

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6/20/2024, 11:23:07 AM

あなたがいたから

澄み切った青空の下
静かに眠るあなたの頬をそっと撫でて
あなたが好きだった花を供えて
あとはただ立ち尽くして見送るだけだった

脳裏をめぐるのはたくさんの思い出たち
一人ぼっちだった私の前に
突然現れて手を差し伸べてくれたあなた
二人で過ごしたかけがえのない日々

人生は決して楽しいことばかりじゃない
けれど
あなたがいたから
私は悲観することなく幸せに生きられた

だから私は……

呼ばれた声に振り返る
心配そうな表情の子供たちに孫たち

大丈夫よ

穏やかにみんなに微笑む
今はあなたたちがいるから
ちゃんとまだ幸せに生きられる

6/19/2024, 11:18:11 AM

相合傘

君と僕
隣同士に名前を並べて
真ん中に線を引いて
屋根を乗せれば相合傘

砂の上に書いたそれは
気恥ずかしくて
後ろから君に声かけられた瞬間
慌てて消してしまった

君はそんな僕に気付いていないのか
気付かないふりをしているのか
急に降り出した雨に
傘を広げる

隣同士に並んで
身を寄せ合う
君と僕

6/18/2024, 11:39:23 AM

落下

落ちていく。どこまでも
それは一瞬の出来事なのかもしれない
だけど当事者にとっては
永遠とも感じられるような
スローモーションの世界

こうなってはもう
どうすることもできない
ただただ重力に、風に
身を任せるのみ

もはや逃れること叶わぬ運命を
静かに受け入れようと
目を閉じる
今までの人生が
脳裏をぐるぐると回っていく

落ちているはずなのに
まるで飛んでいるかのような
浮遊感。高揚
すぐに全てが終わるはずなのに
永遠にこの気持ちが続くような気がして

6/17/2024, 10:23:55 AM

未来

一歩、前へ踏み出す
それは大きくても小さくても
未来へと向かう一歩

この先何が待っているだろう
楽しいことばかりじゃない
そんなことはわかっているけど

一緒ならきっと乗り越えられる
幸せな未来を信じられる
だから今あなたと共に
未来へと歩き出す

6/16/2024, 10:53:45 AM

1年前

あの時、更に1年前のことを思っていた
何か変わったことがあったかもしれないし
何も変わっていないのかもしれない

1年前と同じテーマで
何か違うことが書けているだらうか
1年前と比べて
きちんと成長しているだろうか

気付いてしまったから
そろそろ終わりのこと
考えなければならないのかもしれない

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