木弓るん

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5/6/2024, 10:26:22 AM

明日世界が終わるなら

素直に受け入れるだろうか
みっともなく足掻くだろうか
むしろ喜ぶだろうか

これ以上苦しまなくてもいいと

贅沢三昧の一日を送るだろうか
誰かに感謝を伝えに行くだろうか
変わらない一日を過ごすだろうか

明日世界が終わることが嘘かもしれないから

明日世界が終わるなら
それは全て仮定にしか過ぎない

いつだって
終わりは唐突にやってくるのだから

5/5/2024, 10:59:41 AM

君と出逢って

ある日突然僕の前に現れた君
無邪気で、奔放で、トラブルメーカー
いつも僕は振り回されてばかり

君と出逢って僕の平和な日常は変わってしまった
毎日僕の側にいる君
君に会いに来る人、僕に喧嘩を売る人

今は毎日が賑やかで、事件だらけで
ひとときも休まる暇なんでないけれど
君と出逢って、確かに僕の人生は変わったんだ

5/4/2024, 11:17:30 AM

耳を澄ますと

石畳の大通りは、両サイドに出店が並び
人々が思い思いに行き交っている
お昼時の城下街は活気に溢れていて賑やかだ

出店の呼び込みの声、人々の雑談
道を走る荷車の車輪の音
様々な音の中に、微かな違和感

常人にはわからないだろうが聞こえる
耳を澄ませて違和感に集中する
それは確かに助けを求める声

俺はその声の方向に向かって歩く
平静を装って、だがなるべく急いで

5/3/2024, 11:57:06 AM

二人だけの秘密

人々が寝静まった夜の街
君と僕は廃ビルの一角に
秘密基地を作って共に過ごす

誰にも知られることなく
誰からも顧みられることのない僕ら

日が昇れば思い思いの場所に行くけれど
ここで過ごしたこと
ここで話したこと
全ては二人だけの秘密

今日も夜明けとともに外に出て
深夜を待ってあそこに帰る

5/2/2024, 11:53:20 AM

優しくしないで

君は優しい
誰にでも優しい
みんな君のことが大好きで
僕は少しやきもちを焼いちゃうんだ

僕だって君が優しくしてくれるから
好きになっちゃったんだけど
その優しさ
僕だけに向けられたものじゃないから

それならいっそ
僕には優しくしないでよ
代わりに僕が君に優しくするから
僕は君にとっての特別になりたいんだ

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