夢見る心
疲れたなぁ
残業から帰宅して
服も着替えずにベッドに倒れ込む
ぼんやりと天井を見上げて
何も考えたくないなぁ
そう思うけれど考えてしまう
今日の失敗
積み残された仕事の量
明日どうしたらいいか……
私は何をしたかったのだろう
昔はたくさん夢があった気がするが
今となっては何も思い出せない
何も思いつかない
私の夢見る心はどこに行ってしまったのだろう
疲れたなぁ
このまま目を閉じたら
何かいい夢を見られるだろうか
夢見る心を見つけられるだろうか
届かぬ想い
君は素敵なアイドル
一撃で僕のハートを撃ち抜いた
僕はいつも君のことを見ていて
君のことばかり考えている
みんな推しに会いたいって言うけれど
僕はそうは思わない
遠くから君を見てるだけで十分なんだ
君に見られるなんて贅沢すぎるもの
君が好き
いつだって応援してる
この想いが君に届くことはないけれど
僕は君に幸せをもらっているんだ
神様へ
何故、私をこの世界に生んだのですか
何故、この世界はこんなにも生きにくいのですか
私は無力で役立たずで
こんな私に存在意義なんてあるのでしょうか
私を連れて行ってくれないでしょうか
私のことを終わりにしてくれないでしょうか
どうして、どうしてこんな私を
この世に生かしているのでしょうか
みんな逝ってしまった
何もかも失くなってしまった
こんな世界に私を残したこと
あなたのことをうらみます
快晴
久しぶりの気持ちの良い天気
カーテンを開けて陽の光を浴びれば
気持ちも上向いてくる
こんな日に外に出ないなんてもったいない
お気に入りのTシャツを着て
スニーカーを履いて外に飛び出す
今日はどこに行こう
まだなんにも決めていないけど
この天気ならきっとどこにいっても楽しい
遠くの空へ
澄みきった青空を見上げると君を思い出す
最期に見たのは笑顔だっただろうか
あの時何を話しただろうか
そんなことは段々思い出せなくなってきているのに
ただただ、不意に思い出してしまう
人の身体は土に還るというのに
何故人は人を思い出すときに
空を見上げるのだろう
根拠なんて何もないのに
人の魂は空へ還ると信じている
いつか僕も空へ還る日が来るだろう
君がいる遠くの空へ
行ける日が来ることを信じて
今日も空を見上げている