木弓るん

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2/11/2024, 11:53:58 AM

この場所で

僕は君を待っている
ずっと。今までも、これからも
君と約束したこの場所で
いつも待っている

君が来ないこと
理解してはいる
だけど
僕は君を待っている

待つことを諦めてしまったら
君がいなくなってしまつたこと
認めることになってしまうから

君を失って
心に大きな穴が空いたまま
僕は来ることのない君を
ずっと待ち続ける

2/10/2024, 11:11:16 AM

誰もがみんな

誰もがみんな、生きている
幸せを感じていても
不幸のただ中にいても
誰もがみんな生きているし
生きなければならない

誰もがみんな、いつかは死ぬ
どんなに有名な大物でも
何者にもなれなかった自分も
始まりあればいつかは終わる
それは誰にも等しく訪れる

誰もがみんな、生きて死ぬ
だから、日々を楽しく過ごしたい
後悔ないように
辛いことも乗り越えてゆけるように
生き方は、人それぞれなのだから

2/9/2024, 10:44:55 AM

花束

赤い薔薇にピンクのガーベラ、かすみ草
君が好きな花を選んでまとめる
包も君が好きなピンク色にして
赤いリボンを結ぶ

君のためだけに、君のことを思って
この花束を作ったんだ
君は喜んでくれるかな
どうしてって不思議そうな顔をするかな

そうだよね
今日は別に君にとっても僕にとっても
特別な日という訳では無い
それでも思い立ってしまったから
受け取ってほしいんだ

君はただ
面白い人ねって
笑ってくれれば、それでいい

2/8/2024, 11:25:20 AM

スマイル

僕の記憶の君はいつだって笑顔だ
どんなに辛いことがあったって
落ち込む僕の顔を叩いて笑うんだ
「ほら、スマイル、スマイル」って

僕の記憶の君はいつだって笑顔だ
あの時、君はとても辛かっただろうに
そんなこと、全く感じさせずに
「大丈夫だよ」って笑っていた

僕の記憶の君はいつだって笑顔だ
笑顔で僕に笑いかけて
「ほら、スマイル、スマイル」って
そう、言うんだ

でも、笑えないよ
笑えるわけないじゃないか
もう君は、僕の記憶の中にしかいない
どんなに取り繕って笑顔を浮かべても
こみ上げてくる涙は止まらない

2/7/2024, 11:02:14 AM

どこにも書けないこと

ノートを広げてペンを取る
ゆっくりとペン先をノートに近付けて
しばらく考え込んで
やっぱりペンを置く

どうしても、書けない

こんなノート誰も見ない
わかっているけど
もし明日自分の身に何かあれば
部屋を整理しに来た親に
見られてしまうかもしれない

この秘密
書き記しておきたいのに
結局、どこにも書けなかった

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