木弓るん

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12/28/2023, 11:14:37 AM

冬休み

雪の向こうに君を見る
君は手を振って僕の手を取る

今年のタスクはもうおしまい
掃除もしたし勉強も少しお休み
しばし君と雪の中
はしゃぎまわりたい

たくさん遊んでたくさん休んだら
また新しい日常に戻っていくのだろうけれど
今はただ
全部忘れて満喫したい

12/27/2023, 10:19:22 AM

手ぶくろ

君の手を包み込む
冷えないように守ってあげる
僕はいつだって君と一緒にいる
君をあたためる

僕には双子の兄弟がいる
あいつも君をあたためている
あいつは右手僕は左手
大事にされるのはいつだってあいつで
僕はちょっとだけジェラシー

君に大事な人ができた
君はその人の手を取るために
あいつを外してポケットにつっこんで
君の手はその人のポケットに入った
あいつのことちょっとだけ可哀想に思うけど
僕のことなんてガン無視ですよね?

僕たちは今日も君の手をあたためる
自然に当たり前のように
だけど僕たちは
君のことが大好きなんだ
君は知る由もないだろうけど

12/26/2023, 11:06:56 AM

変わらないものはない

久しぶりに通る街並みは
ずいぶんと記憶と違っていて
知っているお店の方が少ないくらいだ

街並みが変わっていくように
人も、心も、生活も変わっていく
それは進化なのかもしれないけれど
寂しさや切なさがついて回ることもある

変わりたくない、変わってほしくない
どんなに思っても駄々をこねても
変わらないものはない

変化を受け入れながら
人は前に進んでいくしかないのだろう

12/25/2023, 12:11:38 PM

クリスマスの過ごし方

ほんの少しだけ残業して会社を出ると
街は華やかな光に溢れていた
今日はクリスマス
道行く人たちも皆浮かれた雰囲気である

残念ながら自分にはなんの予定もない
今日はもちろんのこと
イブだって普通に仕事をして
普通に帰ってカップ麺を食べて
寝て起きて仕事に行ったんだ

一緒に過ごす恋人はもちろん
家族だっていない
当然サンタさんだって来ない

立ち寄ったスーパーで
半額シールが貼られたケーキが目に止まる
よく見るとお肉やサラダも半額になっていた
せっかくの機会だしフードロスにもなる
たまには自分も浮かれて過ごしてみても
いいのかもしれない

12/24/2023, 12:34:41 PM

イブの夜

寝静まった夜にひとり
蝋燭の火を見つめながらホットワインを傾ける
昼間のパーティーの賑やかさもあって
ひときわ静かさを感じる

パーティーの片付けもした
子供たちの枕元にプレゼントも置いた
何にせよ今日の仕事は全て片付いた
ここからは自分のためだけの時間だ

自分で自分に
メリークリスマス

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