愛を注いで
僕たちのところに来る前から
僕は君にメロメロだったんだ
小さくて無邪気で
見ているだけで幸せで
無条件に君に尽くした
僕たちは君にたくさんの愛を注いで
君はこんなにも大きくなった
大きくなった君は
僕の想いなんか知らなくて
僕に冷たい態度ばかり
そういうお年頃なのはわかっているけど
僕はすこーし寂しいな
そんな君もいつか好きな人ができて
無条件に愛を注ぐのかな
心と心
君の心がわからない
隣に寄ってきたかと思ったら
あからさまに距離を取られる
僕の心がわからない
振り回されて嫌なのか
そんな君にときめいているのか
君の心と僕の心
混ざり合って
お互いわかりあえたらいいな
何でもないフリ
君はいつも明るく元気
大丈夫だよって、みんなを励ましてくれる
君はいつも変わらない
楽しそうに、幸せそうに振る舞う
だけど、ある時知ってしまった
君は本当は毎日大変で
つらい思いをたくさんしながら
大丈夫だよって、何でもないフリしてる
本当の自分を隠して、笑っている
だけど、知ったところで僕には力になれなくて
ただただ知らないフリをしながら
君に幸せが訪れることを
心から本当に笑える日が来ることを
祈りながら君のそばに寄りそう
仲間
僕たちはいつから仲間だったのだろう
初めて会った時は険悪だったのを覚えている
あの頃は立場が違った
信じるものが違った
それなのに
一人ぼっちになってしまった僕に
君たちは何の迷いもなく声をかけてくれた
一緒に旅をすることになって
寝食を共にして
いつしか僕たちは同じ立場になった
だから今
僕は君たちを守るためなら体を張れる
恩があるから?いいや
僕にとって君たちは
大切な仲間だからな
手を繋いで
君はいつも落ち着かない
あっちへキョロキョロ
こっちへトコトコ
いつの間にかいなくなってる
君は好奇心旺盛なくせに
方向音痴で、怖がりで
寂しがりやさん
一人でいなくなっては
泣きながら僕のこと探してる
だから手を繋いで
いつの間にか離れ離れにならないよう
君が一人になってしまわないよう
二人で一緒に歩こう