木弓るん

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11/3/2023, 1:00:48 PM

鏡の中の自分

自分の顔が嫌いだ
薄い眉、一重の瞳、中途半端な位置のほくろ
毛穴汚れも気になるし
そろそろ染みも目立ち始めてきた

だから、全てを塗りつぶすの
何もかもわからなくなるくらいに
そうして新しい顔を創る
きりっとした眉に華やかなアイシャドウ

鏡の向こうの自分に
自然と笑顔がこぼれる
生まれ変わった自分と
お出かけする時間だ

11/2/2023, 11:33:00 AM

眠りにつく前に

まだまだやりたいことがたくさんあるんだ
デイリーのログポもまだだし
読みかけの本の続きも気になる
台所にはまだ洗っていない食器が散乱してるし
明日のお弁当の仕込みもできていない

何より

探しものをするのにひっくり返したあれこれ
何も考えずにベッドの上に置いちゃった
そして探しものも結局見つかっていない

まだまだやらなきゃならないことが山積みだ
なのに時計の針はとっくに0時を回っていて
当然明日も朝は早い
めちゃめちゃ眠たい

何をすればいい?
眠りにつく前に
最低限何を…すれば…

11/1/2023, 11:35:46 AM

永遠に

ずっと一緒にいよう
そんな約束をしたこともあったっけ

だけど
別れはあまりにも早くて

私は長い時間を
ひとりで過ごすことになった

他に縁がなかったわけでもないけれど
君のことを忘れられなかったんだ

だから

もう一度約束させてくれないか
私ももうすぐそちらに行けるから

これからはずっと一緒だ
永遠に

10/31/2023, 10:47:00 AM

理想郷

そんなもの、存在するのだろうか
存在するとしたら、どんなものだろうか

望むものは贅沢?
高級食材をふんだんに使ったご飯
箔押しのラベルがついた年代物のワイン
丁寧に意匠をこらされた調度品

そんなもの、三日で飽きてしまうかな

望むのは、自由と平和
みんなが笑って楽しく暮らせる世界
そんなこと、かなわないから
理想郷っていうのだろうね

10/30/2023, 12:37:34 PM

懐かしく思うこと

トンネルを抜けると、広がる海
途端、磯の香りと共に懐かしい感覚
何十年も帰っていなかった故郷だけど
身体はきちんと覚えているらしい

寄せて返す波
遠くで見守ってくれる祖母
一緒に綺麗な貝殻をみつけて
はしゃぐ君と僕

いざ風景を前にすると
次々と鮮明に思い出せる
懐かしさに、胸が締め付けられる

もう二度と、思い出には戻れない

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