木弓るん

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7/31/2023, 10:21:34 AM

だから、一人でいたい。

人は何故、人とつるみたがるのだろう
くだらない雑談を重ねたり
時には会話のネタのためにテレビや雑誌を見たり
そこまでして、人といる必要はあるのだろうか

自分はつまらない人間だ
人が喜ぶような話題なんて持ち合わせていないし
人に話を合わせるのは疲れる

だけど、人は自分に気を使ってくれているのか
皆、良く話しかけてくれる
その度に自分は申し訳ない気持ちになる

上手く返せなくてごめんなさい
面白い話題がなくてごめんなさい
ちゃんと話を聞き取れていなくて、ごめんなさい

自分は、人と一緒にいる価値なんてないんだ
いつだって一人でいたいんだ

7/30/2023, 12:02:10 PM

澄んだ瞳

君はいつだって、僕のことをまっすぐに見る
僕のことを信用しているのか
それとも
何もかも見透かされているのか

君の思っていることは、僕にはわからない
ただ
君の澄んだ瞳に
いつだって引き込まれているんだ

僕のこんな気持ち
君は気付いているだろうか
君のことを、どうにかしてしまいたい
こんな黒い想いを知っているだろうか

ただただ
君は今日も僕のことをまっすぐに見てくれている

7/29/2023, 12:37:47 PM

嵐が来ようとも

俺は今、ここに立っている
一歩も引くつもりはない
俺には、守らなければならないものがある
動くつもりはない
たとえ、嵐が来ようとも

人は俺を笑うだろうか
愚かだと。無謀だと
けれど、俺には信念がある
どんな嵐が来ようとも
立ち向かってみせる

7/28/2023, 10:32:22 AM

お祭り

遠くから、お囃子の音が聞こえる
そういえば、道端には登りが並んでいた

そうか。今日はお祭りなんだ

仕事の手を止めしばし耳を澄ます
見えなくても、
お囃子の音は気持ちを高まらせてくれる

出店も出ているだろう

今日は早く上がって、散策してみようかな
人混みは少し苦手だけど
君が来てくれるなら、きっと楽しい

7/27/2023, 12:18:20 PM

神様が舞い降りてきて、こう言った。

「貴方は何を望みますか?」

答えられなかった。
自分には、何も思いつかなかった。
疲れてしまった。何も考えたくない。

沈黙が続いた後
神様は言った。

「そうですか。ならば」

差し出される手
何も考えずに、手を取る

「共にまいりましょう」

身体が浮き上がる
そのまま
全てが夜空に溶けていった

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