木弓るん

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7/6/2023, 10:53:47 AM

友だちの思い出

道すがら
はしゃぐ子どもたちとすれ違う
子どもたちは
時に不満そうに声を荒らげ
でも結局
楽しそうに笑い合っている

僕にもあんな時代があっただろうか
ああいう風に
喧嘩したり
笑い合ったりした
友だちがいただろうか

思い出せない

僕は暗いやつだった
だいたいひとりだった気がする

だけど

おぼろげな記憶の中
誰かが僕に笑いかけていた
そんな気がするんだ

7/5/2023, 10:30:52 AM

星空

灰色の壁に囲まれたこの街で
夜空を見上げたって、そんなに星は見えない

だけど、時たまひときわ輝く星を見る
都会の喧騒に負けたくないと
存在を主張してくる

そんな輝く星の向こうに
確かに満天の星空は存在している

7/4/2023, 11:13:11 AM

神様だけが知っている

どうしてこんなことになってしまったのか
いったい、何が起こっているのか

瓦礫の影に隠れて、震える君を抱きしめる

ほんの先刻まで、僕たちは日常を送っていたのに
日常は、音を立てて崩れ去った

攻撃を仕掛けてきたのは何者なのか
何が目的なのか
これから、どうなってしまうのか

世界の全貌を知っているのは
神様だけなのかもしれない

7/3/2023, 10:17:32 AM

この道の先に

僕の前に、道がある
君の前にも、道があるだろう

それぞれが、それぞれの道を行く

この先に何が待っているのか
君にも、僕にだってわからない

だけど

この道が
君の道と繋がっていて
君と僕が、同じ道を歩く

そんな予感を、抱いている

7/2/2023, 10:56:29 AM

日差し

強い光を感じて手を止める
集中している間に
ずいぶんと日が傾いていた

カーテンを閉めるために窓辺に立つ
差し込む光はまぶしいけれど
あたたかなオレンジ色

少し休憩するか

あえて少しだけ日差しを感じられるていどに
カーテンに隙間を空けて
ゆっくりと伸びをする

お疲れ様でした
自分

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