もしも未来を見れるなら…
・私は時間軸が複数あると信じている。パラレルワールドがあると考えてしまうのだ。
例えば、今日の夜ご飯何にするか考える時
ラーメンにしたらその時点で夕飯をラーメンにした時間軸が、カレーライスにしたらその時点でカレーライスにした時間軸が存在するのだ。勿論それ以外のものにしたら、それを夕飯にした時間軸が生じる。
・時間軸は無限にあると思う。時間軸が一つしかないとしたら、人々もそれ以外のものも皆その一本のレールに縛られて生きることになる。即ち、運命が絶対的なものになるということだ。
でも、私たちは自由に選択ができる。仮に選んだとしても、運命だとしても、途中でいつでも変えることができるのだ。これは運命は絶対的ではないということだ。時間軸が無限にあるから私たちはレールに縛られることがなく、自由に自分で考えて選んで生きていける。
・もし未来が見えるとしたら、その無数の時間軸を見て、どの未来が良いかを選んで生きていきたい。
沈む夕日を見ながら
・地球が太陽の周りを回っている。
朝日と夕日は1日のうち数十分しかない。地球は丸いため、太陽の光を満遍なく浴びるために回らないといけない。
・夕日に手をかざしてみた。太陽は大きな火の玉であるため、きっと熱いだろう。そう考えながら、夕日の美しさに改めて感激した。
仕事帰りで悩んでたり、疲れてたりする時に夕日を眺めると心が洗われる。そして、朝日を眺めては今日も頑張るかと、やる気が漲っていけるのだ。
そういう風に過ごせるのは、とても幸せなことだと思う。
星空の下で夢を描く
・星空が映える所で眠りに就こうとしても、普段見ない空と星の美しさに、どうしても眠れない。
そういう時は、羊の数を数えるのが一番だ。
羊が一匹、二匹、三匹…と、星空を駆け巡る。その羊たちに誘われ、星空が綺麗な夢の世界へしばし旅に出る。
・一人、手を組んで星空を見上げる人がいた。
その人はたくさん夢を持っていた。なりたい職業とか、挑戦したいこととか。
だがそれらは気持ち的にも金銭的にも社会的にも、実現は難しいものだった。
それでも諦めはしない。なぜなら星空は変わらず綺麗だからだ。どんなに状況が変わろうが、宇宙は変わらない。星々は私たちを見てくれている。
そんな壮大な宇宙からの奇跡である流れ星にそっと、願い事をするのだ。夢を現実にするために。
星が溢れる場面
星が溢れる場面と言えば、
・山奥で空を見上げたとき。
見たことのない夜空に見たものは驚く。
・好きなことや夢について語っている人の目。
その純粋な目に、見たものの心は浄化される。
・そして、実際に夢が叶って人生を謳歌している人の周りには、星のようなオーラが煌めく。
他にも考えればありそうだ。
地球も、星が溢れる宇宙の一部なのだから。
短い小説 『月夜』
残業で帰るのが深夜1時になってしまった。
このくらいの時間になると、いつも歩き慣れてる道も何だか怖い。人一人いないのでまるで人のいない世界に迷い込んだような気持ちだ。
でも、真っ暗ではなかった。なぜなら、月が真上で輝いているからだ。真夜中を綺麗な紫色に染めている。真夜中の空がこんな綺麗だとは思わなかった。
帰り道の途中、丘の上で人を二人見かけた。仕事帰りだろうか、二人ともスーツ姿だ。二人は椅子ぐらいの大きさの石に腰掛けているが、何だか一人が落ち込み、一人が慰めているようだった。
少しだけだが、二人の会話が聞こえた。
「もう…自分は何をやっても上手くいかない。自分には才能がないんだ…」
「そんなことない。上手くなれるまでの経験がまだ足りてないだけなんだ。」
「…」
「…辛いな。今は誰もいない。今なら思いっきり泣けるよ」
「…」
一人はむせび泣いた。何か嫌なことでもあったのだろう。
「…月、綺麗だね。空も綺麗だ。今日は良い日になれそうだよ」
「…なれるかな」
「なれるよ!空を眺めてたら気持ち落ち着くし、絶対良い日になるよ!」
皆、毎日を一生懸命生きている。月の光は真夜中の暗さを和らいでいる。同時に未来への不安など、空の下で生きる者たちの心の闇も和らいでいるのか。そうだとしたらこの月を見た人たちは絶対に幸せになると思う。
この人たちも私も幸せになることを祈って、ゆっくりと家へと向かった。