9/5/2024, 6:37:31 PM
波打ち際に残された、夏の姿が消されていく。
耳に当てた貝殻が喋っている。
海に似た声で。
あれは魔法だった。
残響花火。
夏なごり。
9/4/2024, 5:29:26 PM
あなたが照らすから、
私の影が、ほら。
その眼にどう見えていますか。
9/3/2024, 5:15:29 PM
恐らく帰る人集り 太陽と月のバトンタッチ
その中で自分の影を見詰めていた
真っ暗に飲まれても 輪郭をまだ覚えている
前なら平気な事も ギリギリで保っている心
僕の影を踏んで過ぎる鳥の影に
どういうわけだろう 足と足の隙間 涙が落ちた
掬われるだろうか 救われるだろうか
一番星を見付けた 路地裏の窓は同じ黒
9/2/2024, 6:09:19 PM
どっかで拾った言葉ひとつ
信じたら杖に変わって
足跡を増やせると思うんだ
微かでまだ暗闇の方が多い
心の奥に確かに灯った
消えるまで頼りに紡いでく
9/1/2024, 6:24:13 PM
既読も中々つかない。
ついても、どこかそっけない。
仕方ないからと、まるで義務感な、
定期的に送られてくるLINE。
そのくせ返事はなし。
誰かと較べなくちゃ、自分がないのか、
忙しいアピールと苦労の自慢話。
もう、いいや。
放っておこう。