野菜大魔王

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12/20/2023, 1:46:10 PM

喧しい電話のベルはちょっとしたおみくじ

君なら大吉 それ以外はハズレかな…?

12/19/2023, 10:20:34 AM

三日月見て、“寂しい”と感じる人は、
マイノリティであろう。
多分に大概の人は美しさを魅ると思う。

故に寂しいという感情が、
須らく負の感情を表すとは限らない。

寂しいこと、それもまた、喜びの一つだ。

12/18/2023, 1:37:23 PM

星降る冬の夜 君と並び朝を待つ

12/17/2023, 11:36:42 AM

終わりが有ろうと無かろうと、
寂しいのはきっと同じだろう。

12/16/2023, 1:01:48 PM

タイトル【面倒】
文字数 370文字くらい

 音の出ぬ笛のような喉は、酷く渇いている。これではとても喋れたものではない。鼻水が垂れる。呼吸さえ儘ならぬ。寒気がする。何より怠い。
 まるで鉛の身体を引きずって、腹這いに畳の上を進む。ひんやりとして心地がいい。しかし、すぐに緩くなる。
 体温計を見付けると、脇へ押し当てた。混濁する意識の中に、頓狂な機械音が入り混じる。夢現にも似た、渾沌の合間に私はいる。脳が溶ける感覚がする。必死になって体温計が示す数値を認めた。
 38.4℃
 どうやら、いや、やはりと言うべきか。案の定、私は風邪をひいていた。さて、どうしたものか。誰かに連絡したり、病院に行ったり、何をするべきだろうか。考える度にヤジロベエの如く、思考がゆらゆら揺れて定まらない。その内に霧散して、下手の考えのようになる。
 もう考えるのは止そう。そう決めて、横になることを決めた。

                     ──了

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