刹那
意味を知らなくて調べてみた
きわめて短い時間。瞬間。念。
時間って概念なんなんだろうね、
ふわっと風が吹く刹那
グッと魅力に引き込まれる刹那
誕生日を迎える刹那、、?それをお祝いしてもらって笑顔になる刹那とか、??
よく分からなくなってきたけど使い方合ってるのかな、違う気がする
なんか幸せの瞬間が思いついたけど、漢字は鋭いからもっと難しくて素敵な瞬間のことではないのかもしれない。
正しい使い方はなんだろうか、ググるしかない…。
雫
心が痛んで苦しくて、冷たくなっていくのと裏腹に
目からこぼれ落ちるのは温かい雫
意識などしていないのにほろほろと頬を伝う
弱い象徴だと後ろ指をさされてるのを感じる時ほど
悔しくて恥ずかしいものはない
だけど、それは恥ずかしいものなんかじゃないと。
時にはすべてをさらけ出して大声を上げてもいいのだと。誰かに縋ることだって必要な事だと教えてくれた。
我慢して偉い。だけど無理はしないで、僕を頼って。
ぎこちなく頭を撫でてくれた。
こんなに温かい雫なんだから。
雫は空から落ちれば命を宿すこともできるんだよ。
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きっとあなたが辛くて雫をこぼしたのなら、その雫はあなた自身を犠牲にしたものだから。誰かを傷つけないように、優しいあなたは我慢をして。温かい心から生まれたものだから。
だけど抱え込まないで、次は私が支えてあげる。
無理に雫を零す必要などないのだから。どうか幸せな雫で溢れますように。
無色の世界
コンクリートで整えられた道には無機質な大量のクルマが行き来している。灰色の空を見上げると轟音を鳴らしながらヒコウキが飛んでいる。
私の世界は随分と変わってしまった。
AIといわれる人間にそっくりなロボットが、私たちと同じように生活している。目の色は同じだけど、その奥には何も見えない。光がないのだ。
私はただの学生。
只只毎日同じことの繰り返し。大学へ行って帰ってきて、バイトに行って、課題をして、ご飯を食べて寝る。
社会人の人たちもきっと似た様な生活なのかな。
特に、私とそう年齢も変わらない人達は、みんな同色のピカピカのスーツを身にまとって、お揃いの髪色髪型で、慣れない足取りで歩いている。
個性が必要と言う割には可笑しいなってたまに思うけど。実際はルールがあって、はみ出したものは異常だと言われる。
先程変わってしまったと言ったが、何が変わったかと言うとこの環境だけではない。
楽しくない。モノクロな、否、色などない世界になってしまった。感情の起伏もなく、目の色は無くなり、人間味は露わにならなくなった。
疲れた顔が剥がれなくなった人間。物価の高騰と賃金の低下。お金の為に身を粉にして働き、束の間の色を取り戻すためにお金を使う。そしてまた、お金を稼ぐ為に働く。
昔よりも便利になった世界だけど、何か大切なものが失われた気がする。
きっと戻れない、無色の世界から逃げ出すことなんて不可能で。
ここに色は必要ないのだから。
ここではない、どこかで
高層ビルが並ぶ街並み
夜でも輝く人工の光
何処に行くのか、散らばり続ける歩行者たち
私の生まれ育った町は全くの正反対である。
きっとここで生まれ育った人達には想像もつかないほどに。
きぃーんって野生鹿の鳴き声が聞こえたり、
猿がベランダに座ってたり、
バッタやカマキリの子供、蟻の行列を追いかけたり
近所の神社に落ちてる謎の古銭とか
当時の私はこんな田舎が大嫌いだったけど、たまに懐かしく思うのは何故だろう。
ここで生まれた人は何を懐かしく思うのだろうか、
私はここが好きだけど、少し寂しくて不安になる。
そんな時どこかへ行きたくなるけど、それは故郷なのか空想の世界なのか、はたまた未来なのか。
ここではない、どこかへ。逃げ出したくなることもあるよね。
きっとあの時、
あなたに好きだと言っても信じてくれなかったけど、
もし伝えられていたなら、
もしまっすぐあなたへの好きを信じられていたなら。
LINEのアカウントまで消していなくなった。さよならもなく目の前から消えてしまったけど、あなたからの信頼もなくなったけど。
ちょっとしたメッセージのやりとりとか、おいしいご飯食べたことも間違いなく幸せな時間で楽しくて。好きって気持ちが本当だったって信じることにした。
手を繋いで歩いた、散り始めた桜の下。
芝生に座って一緒に風を感じて、
すぐそばで微笑んでくれた。
(あなたはわたしのことどう思ってたの?)
どういうつもりなのってあなたは笑っていたけれど、そんなのわたしが聞きたいよ。
でも、
答えが分からないのはわたしのせいなんだね。
もう届かないわたしの想いだけど、キラキラした幸せな魔法をありがとう
あなたの声が聞きたくて、まだまだ心が苦しくて、泣いちゃう夜があって。
もうあなたの魔法は解けちゃったけど、
これから始まるお話もあるよね