雫
心が痛んで苦しくて、冷たくなっていくのと裏腹に
目からこぼれ落ちるのは温かい雫
意識などしていないのにほろほろと頬を伝う
弱い象徴だと後ろ指をさされてるのを感じる時ほど
悔しくて恥ずかしいものはない
だけど、それは恥ずかしいものなんかじゃないと。
時にはすべてをさらけ出して大声を上げてもいいのだと。誰かに縋ることだって必要な事だと教えてくれた。
我慢して偉い。だけど無理はしないで、僕を頼って。
ぎこちなく頭を撫でてくれた。
こんなに温かい雫なんだから。
雫は空から落ちれば命を宿すこともできるんだよ。
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きっとあなたが辛くて雫をこぼしたのなら、その雫はあなた自身を犠牲にしたものだから。誰かを傷つけないように、優しいあなたは我慢をして。温かい心から生まれたものだから。
だけど抱え込まないで、次は私が支えてあげる。
無理に雫を零す必要などないのだから。どうか幸せな雫で溢れますように。
4/21/2023, 8:39:07 PM