続き
「…お疲れ様です。」
警察の人との話が終わった時に、私の部屋がある上の号室の階段の直ぐ横で隣人さんが、一人で煙草を吸っていた。
「お疲れ様です…、結構話長かったですね。疲れちゃいました…ははっ、」
私は、煙草を吸っている隣人さんに、そう冗談交じりな事を言った。
私がそう言った時に、隣人さんが煙草を吸うのを一旦止めて私にこう言った。
「…ふぅ…、榊さんだから言えます、亡くなったあの方って俺の義理の両親なんですよね。」
隣人さんは煙草を吸っていた煙を吐いて、私にそう言った。
私は冗談交じりな事を言ってしまったことを深く後悔してしまった。
「まぁでも、俺はあの義理両親の事、好きじゃないんですけどね。」
隣人さんは咥えていた煙草を持って、私の顔を見つめながらそう言う。
話をしていた隣人さんは少しだけ、口角を緩めていたような気がした。
「どうして、好きじゃないんですか?」
私は思わず聞いてしまった。
あまり、こういうのは深掘りはしちゃいけない事は知っている。
けど、隣人さんはきっと勇気を持って私にそう言ってくれた。
私ぐらい、隣人さんの少しぐらいの相談相手のようになっても良いんじゃないかと思ってしまったんだ。
昨日の続き
私も回覧板を家に置いて、大学に向かった。
その数週間後、私が住んでいるアパートに警察やパトカーが沢山集まった日があった。
昼間頃まで私は寝ていて、ザワザワとした人の声や音で起きてしまった。
半分寝ぼけながらも私が下に降りると、あの隣人さんも居た。
「あ、榊さん。また会いましたね。」
ある意味、隣人さんが私のことを見つけてくれたとも言える。
「こんにちは、えっと、鳥井さん。この警察官の人達はどうしたんですか?」
隣人さんが知っているとは限らないのに、私は思わず聞いてしまった。
聞かれた隣人さんは私の顔は見ず、警察官の人達の方を見ながら私にこう言った。
「105号室の奥さんが、旦那さんと心中したらしいですよ。理由はよくわかっていないんですけどね。」
多分だけど、私よりもっと先に隣人さんは此処に居たのだろう、説明が詳しかった。
そんな訳で、私も警察官の人に話を色々と聞かれた。
結構長くて、途中から流してしまったり、疲れを感じたりもしちゃったんだけどね。
「また会いましたね。」
これは私が大学生の時だった。
初めての一人暮らしで、お母さんとお父さんに助けを貰いながらも、大人に少しずつ近づく為に一人暮らしを頑張ってる。
出来るだけ両親からの仕送りだけを頼りたくは無いから、私はアルバイトもしてみる事にした。
親が過保護な部分もあって、高校生の頃、周りの友達みたいにバイトをした事が無かったから、大変と思うことも多々あった。
だけどその分、自分自身が「成長できた。」と感じれるときもあるんだけどね。
そんな時に、私は大学に行くときによく会う隣人さんが居た。
見た目は若いけど、多分私よりかは年上。
いつもゴミ袋を片手に、私に挨拶を積極的にしてくれた。
「おはようございます…」
目の下にわかりやすいぐらいの隈を作って、煙草を雑に咥えながら私に挨拶をする。
「お、おはようございます…」
苦労をしていそうな隣人さんの顔を見た私は、苦笑いをしながら挨拶を返すしか無かった。
「えーっと、えー…」
手元にゴミ袋ともう一つ、何かを持っている隣人さんは、多分だけど私の名字を思い出そうとして、何かを言おうとしていた。
「…榊(さかき)です。」
私がそう言うと隣人さんは思い出したかのように一瞬目を丸くして、私にこう言った。
「榊さん、次の掃除当番…」
意志が弱そうな隣人さんは回覧板のような物に「掃除当番」と書かれたものを私に渡した。
「あ、ありがとうございます…!」
隣人さんは「いえいえ。」と私に言い、仕事に向かっていった。
もう少しで頑張って作った長編小説を出せる日が来る気がしてウズウズする。
ここ最近、ずっとその小説ばっか手につけてて、出来たら明後日ぐらいに投稿したいな。
因みに物語の前半部分は終わってて、あとオチとか流れとかをどうするか決めれば後半も終わる。
けど、本当に長くなってるから、投稿も切りの良いところで分けながらする事になると思う。
今のところ原稿で3.892文字になってた。
出来るだけ、わかりやすく、でもつまらない言い方はしないようにとか気を付けてると、
本当に直しばっか出てくる。
結構長く作ってたりしてて、投稿出来なかったりしたら、ごめん。
暇だったので身の回りの人達のMBTI聞いてみた。
因みに僕は更新してINTJ(建築家)になってました。
父親→INFJ(提唱者) 母親→ISTJ(管理者)
兄→ENTP(討論者) 弟→ISTP(巨匠)
家族はこんな感じでした。
陽キャくん→ESTP(起業家) 親友→ENTP(討論者)
僕のクラスの人達はEXFX型が多いイメージ。
従兄弟→ENFP(広報運動家)
でした。
家族はよりどりみどりで、意見が合わなくて喧嘩をする事が多かったりもします。