いくら食べても
腹は空くし

起きてる間はずっと眠いし

体重は増えても
給料はあがらないし

ダイエットなんて
1日もできないし

仕事は毎日辞めたいし

傘を何本買っても
どこかに置き忘れてくるし

ピアスはいつの間にか
片方が無くなってるし

嫌な人は
どこに行ってもいるし

好きな人からは
好きになってもらえないし

誰かのいちばんに
なれたことはない

なんで消えないんだろう
楽しいお遊びは
朝になれば
跡形なく忘れるのに
どうしてあなたは
消えるどころか
時間が過ぎるほど
会いたくなるんだろう

嫌ってほどに
泣き腫らして
生まれ変わったような
うつろな朝が来た
そんなものは
幻だったと気づいた
できればずっと
夢の中
漂っていたい
だけどすぐに
破られる
あなたも私も
簡単に笑って
嘘ついたり
できるからだよ

ひらり
花が舞う季節が
巡ってはまた
繰り返す
思いの丈を
綺麗に染めて
どうかあの子が
変わらず
いられますように

知らない場所
知らない景色
死ぬまでに
ぜんぶ見たいなとか
大げさなことを
まじめに考えたり

そのほとんどを
知ることも
見ることもなく
死んでいくんだろなとか
当たり前のことを
嘆いたりする

要するに私は
とても暇なのだ