1/14/2023, 9:42:27 AM
『夢を見てたい』
幾つもの雫を纏い
永遠に憧れた
彼方煌めく空へ
星の飛ぶ速さで
風を切り空高く舞う
幼い頃誰もが夢見る
あの星の夢へ馳せて
際限ないまで広がる世界の中心で
一生の夢を捧げ祈った後に
唯唯一の星の夢に成り代わる
幾万幾億の夢の旋律を撒いて
恒久の想いを漂わせる
ただ今は無数に輝く星々に
永遠に憧れてしまっていた
ある種夢は幻となる
星を旅する王子様や
銀河を駆けるあの子達
それらが愛しく妬ましく想えた
未だ私の夢が堕ちてパチパチ弾けていく
いつしか涙も紛れ込み
暗闇の中でまた思う
「夢を見てたい」と
1/7/2023, 11:01:44 AM
『雪』
ひとつ
またひとつ
まいおりる
ひとつ
またひとつ
すぐとける
ひとつ
またひとつ
ほおをくすぐる
12/22/2022, 11:39:01 AM
『ゆずの香り』
湯船に柚を2つ浮かせて肩まで浸かりました
お風呂の循環装置によって出来た水流が
2つの柚を湯船の中央で回転させていて
まるで社交ダンスをしているみたいでした
柚の香りも渦を巻いて
楽しげな雰囲気がお風呂を包むのでした
12/21/2022, 1:13:57 PM
『大空』
幾度となく夢を見た。
幾度となく恨んだ。
幾度となく称えた。
私には無い豊かな表情が、
泣きそうな程に、傍に居て。
12/15/2022, 9:58:51 AM
「イルミネーション」
光、淡く、
恋、淡く。
夜、愛しく、
灯、眩しく。