心機一転

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7/19/2025, 1:09:25 PM

『飛べ』

小さな小さな青いトカゲがいた。本当に小さくて、最初見たときはトカゲだと認識出来なかった。
小さいは可愛い。トカゲでも可愛かった。

しかもトカゲは飛ばないから安心だ。


え?これは『飛べ』じゃないって?
うん、今日は反抗期らしい。
どうしてもお題に沿わせたくなくてね。
そんな日もあるよね。

7/18/2025, 2:25:09 PM

special day

ありふれた日常をspecial dayに変えるのは簡単なこと。
やりたいことをやればいい。
おしゃれして、カッコつけて、バーで飲むもよし。
上等なワインを開けるもよし。
可愛い猫さんを愛でるもよし。
作品を仕上げるもよし。
買ったまましまってしまったダイヤを付けてもよし。
遠い記憶のあの人を思い出すもよし。

何だっていい。やりたいことをやろう。ありふれた日常がほんの少しだけspecialになるように。

7/17/2025, 1:30:33 PM

『揺れる木陰』

いつも歩いていた道を車で通るようになり、いつもは気付けていた揺れる木陰に気付けなくなった。
スピードが違う生活に慣れてきたけど、大人ってこんなにもつまらないものなのだろうか。
またいつかあの道を歩こう。揺れる木陰に思いを馳せて。

7/16/2025, 12:59:07 PM

『真昼の夢』

木漏れ日の柔らかい静かな森で
風のいたずらが光を揺らす
さわさわと踊る陽の網目は
草の波間に降り注ぎ
まどろみのまぶたを捉えて離さない

木の間の青い空は夏らしい雲をぶらさげて
葉っぱの影で行ったり来たり
夏の暑さも遮ってまどろみのまぶたは閉ざされた
ふっと 声がして振り返る
誰もいない
あの人の声に似てたけど

これは夢を見ているのかしら
それとも夢に見られているのかしら
真昼の夢の幻は揺れる木漏れ日まどろみの夏


7/16/2025, 5:57:11 AM

『二人だけの。』

え?「二人だけの。」?「。」←これ要る?
そんなところに句点されると、無視するしかないかも...
ってことで、創作してみます。

『二人だけの』

「ふたりでソロキャンしない?」
彼女からの提案はいつも突然だ。
「ふたりでキャンプしたらソロキャンじゃなくね?笑」
すかさず返信する。キャンプへは行きたいが、とりあえずツッコめるところは突っ込んでおく。
「ふたりで行って別テントならソロキャンっしょ?ヒトカラと同じ感じ」

呆れつつため息をつきながら「いいよ。わかった。」と、返した。このソロキャンが、一生忘れられない出来事になるなんて、この時は思いもよらなかったのだ。


僕らは山で遭難した。二人だけの生死をかけた戦いだ。

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