NoName

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6/14/2024, 4:33:58 PM

マーブル色のキャンディーを、あの子は綺麗と言ってくれた。

「あいまいな空が好きなの。」

そう言って口の中でキャンディーを転がす。

「夕焼けと夜の境界線とか、夜と朝焼けの境界線とか。」

ぼんやりしてて、あいまいで。境界線なんかないかもしれないのに。

探してしまう。その瞬間が好きなの。

だから、こういう色のキャンディー、綺麗だと思う。

キャンディーの境界線は探さないの?と、聞くと、

「空と違って、近いからわかっちゃうんだ。境界線なんかない。混ざり合ってるだけだって。」

夢がないでしょ。それでも、綺麗で美しくて、空と違って変わらないから。

ずっと見つめてしまうから。

見つめる前に、口に閉じ込めてしまうの。

あの子はそう言って笑った。

それだけの思い出。
どんなものより美しく、どこまでも甘く、あいまいな思い出。

6/11/2024, 12:39:23 PM

雑多な街であの人を見つけた気がした。


私を守ってくれた人。

私を支えてくれた人。

私の憧れの人。


そして、私が好きだった人。



雑踏を掻き分け、掻き分け、やっとの思いで掴めたと思ったのに。


やっぱりあの人はいなかった。

あなたは、幻でも、あわせてくれないんですか?

6/10/2024, 11:14:18 PM

やりたいことはたっぷりあるのに、いざやり出したら苦痛になっちゃうことはない?

どうしても、漫画とか、スマホとか、手元に置いちゃってさ。

でも、それを「やりたいこと」としたら、怠惰な人間になっちゃう気がして。

だから、どこかに出かけるとか、大作を描いてみるとか、そうゆうのをやりたいことにしてる自分がいる。

大変かねぇ?