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11/5/2023, 10:39:30 AM

一筋の光

ここはどこだろう。
先の見えない場所。辺りは暗くて、闇に包まれている。
ただ歩く場所だけがあるだけで、他は何もない
ように感じる。手をあおいでも空を切るだけで
何も掴めない。まるで自分が何か分からなくなるような
場所だった。
もう諦めたくなった。光も何もないこの場所で、
俺だけが一人取り残されている。ふと、後ろを
見てみると、道が続いているように感じた。
俺はそれを頼りに進もうとした。その時、
一筋の光が見えた。
誰かが俺を呼んでいる。手を差しのべている。
俺はその光を頼りに進んだ。
目を開けると白い天井。混乱していると、
「れん!起きたの?良かった。」
優しい声が俺を包んだ。あぁ、この人が俺を
助けてくれた。呼んでくれたんだ。
「……おれ、を…た…すけてく……れて、ありが…と、う……かい、」
そういった俺の頬を優しく撫でながら、
「…おかえり、れん。」
あぁ、戻ってこれて良かった。

11/4/2023, 10:32:47 AM

哀愁をそそる

目が覚めると、隣にはもうない温もりを探してしまう。
もうずっと、これが続いている。
まだ1週間。もう1週間。
夜は寂しさを隠すために外に出る。
いつも同じ道。公園によって、あなたと過ごした日々を思い出す。温かいココアが私の哀愁を引き立てる。
あぁ、戻ってきて、私の愛しい人。

11/3/2023, 10:21:33 AM

鏡の中の自分

朝起きて、鏡を見て、今日の支度もして。
いつもと変わらない日々。毎日勉強して、部活もして。彼氏と帰って。これがいつもの私。
でも、いつもと違ったことがある。彼氏との帰り道、
「あんたなんて大嫌い!」
喧嘩して、言っちゃった言葉。
ベットで泣いた。なんであんなこと言っちゃったんだろう。
どうしたらいいのか分からなかった。彼氏からのLINEも、別れてってLINEだった時、怖いからまだ見れてない。
素直になれない自分が嫌い。大好き、たったのその一言が言えない自分って最低だな。ふと、目線をあげた先にあった鏡に映る自分は、やけに醜く、ひどく見えた。

11/3/2023, 10:06:52 AM

眠りにつく前に

朝、カーテンの隙間から差す光で目が覚める。
コーヒーを飲みながら、机の上の日記を読む。
昼、今日は女の子と会うみたいで、少し遅れて
怒られた。水族館で見た景色を写真に納めて。
少し肌寒い10月の夜、風呂から上がってベランダで
月を見た。今日は満月らしい。
ベットに入って今日あったことを書き留める。
これが日課らしい。
ふと、今日遊んだ子からのLINE。
「今日のことずっと覚えていてね。」
こんなに楽しかったこと、忘れるわけないのに。
「忘れるわけないよ笑」
そう返して、眠りについた。

朝、いつもと変わらない日々。
「ここ、どこだっけ。俺って誰?」
机の上の日記を読み、今日もコーヒーを飲む。