【目が覚めると】
私は目が覚めると知らない天井を見ていた、なんて物語みたいな展開。
「なんですか、ここ。」
いや、本当にどこだここ。そこから始まる、赤色の靴を履いた少女の物語。トントントン、3回鳴らして世界を救えってわけですか。天井ってか空なのに映像......?
【私の当たり前】
私の当たり前は課題をして寝ることだった。私の義務からのものでは無い。毎日の習慣からなるものだった。真面目だの、お堅いだの、知ったこっちゃない。私がただ、そうなだけ。私は昔から規律を乱さなかった。
「ハートの女王」
そう言われても仕方ないのだろう。
【街の明かり】
あのときと打って変わって街の明かりが本当に夜道を照らしてくれる光になりました。私は昔よく怖いからって言って門限の遅い子たちにお家まで送ってもらったな、って。
「案外、早いですよね。」
「何が? 時間経つのが?」
そういった私にこう返してはキスをしてくる彼。こんなの糖分が多すぎて身が持たないですよ。私、こう見えてもロマンチストなんだけどな。
【七夕】
七夕がいいなって思ったんです。俺は織姫と彦星が一年に一回会えるのって考えながらってのいいなって思ったんです。他人にはわかって貰えない。だから、本を読んで自分の持てる語彙全てを七夕に注ぐんです。一年ずっと貴方を思いつけたって証明するために。
「案外執念深いんですよ、好きです。」
【友だちの思い出】
友だちから聞いた友だちの思い出は、最期の記憶は私の笑顔だった。そんなわけで、私は死んでいる。死んだ友だちは今は別のところにいるらしい。なんで、記憶があるんだ。最初に思ったのはそんなこと。まぁ、別にいいかの繰り返し。当たり前なのだが、実体はないし記憶もいつか消える。忘れる前に聞けた最期の記憶。私が
「笑って送り出すから。」
なんて、ほざいていたらしい。まぁ、知るかだよな。私ももう少ししか思い出せない。それでもまぁ、別にいいか。