【贈り物の中身】
君は喜んでくれるかな
僕の心を込めた贈り物
世界で一番愛しているよ
何を捧げても惜しくない
フタを開けた時を想像し
今はない心が踊っている
【凍てつく星空】
寒い、寒い、寒い
吐いた息が凍って落ちる
夜空の星も凍って落ちる
凍った星を拾って帰る
囲炉裏で焼けばパキンと割れて
中から甘い実を取り出せばたいそう旨い
これが冬の楽しみ
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
なにもしてないのに、ひどい倦怠感
明日から月初で月曜日なのにどうしよう
【失われた響き】
いつもの時間、いつもの場所で耳を澄ます
小高い丘の上、高い木に登って耳を澄ます
遠くから聞こえる美しい歌声
言葉は聞き取れない、ただ美しい旋律が風に運ばれてくる
目を閉じて声の主を想像する
きっと細い喉を震わせ歌っているのだろう
毎日この時間になると聞こえてくる
時計がわりと言ってもいいくらいだ
教会の讃美歌だろうか?
私は毎日聞こえるこの旋律が、
何か意思をもって伝えられているような気がしていた
時に明るく、時に悲しげに、
同じ旋律なのに毎日違って聞こえる
まるで何か話しかけられているようで心が暖かくなる
ある日、いつものように木に登り耳を澄ます
しかし、なにも聞こえない
あれほど時間に正確だったのに
何かあったのだろうかと心配になる
私は決意した、君に会いにいこう
私はすっかり君の虜になっていたのだ
行こう、失われた旋律を求めて
【書く練習】
会社でわめき散らしたくなった
勝手に動かれことで処理が狂って
その尻拭いをした
やった本人に激しく詰めよりたかった
相手はこちらが骨を折ったことを知らない
その事が余計悔しい
みんなの前であげつらってやりたかった
しかし、それをすれば激しく後悔することもわかっていた
吐き出したい、でも、できない
その事が消化不良だ