【書く練習】
今日は仕事を休んだ
何か用事があるわけではないが
たまにこういう日を作る
【冬は一緒に】
一人でウォーキングした
夕方だか、すっかり暗くて、そとは冷えきっていた
道すがらすれ違った自転車が、500メートルほど先で止まっていた
足早に通りすぎる
すると自転車は私を追い越して見えなくなった
勘違いかと安堵してウォーキングを続ける
角を曲がると見覚えのある自転車が止まっていた
心臓がどくんと跳ねる
通りすぎる勇気もなくて、踵を返し違う道へいく
少し遠回りだか仕方ない
もうすぐ家だ、安堵の息が白く登った
きっと勘違いだ、自意識過剰だったのだ
すると自転車が私を追い越していった
同じ自転車だった
息が引っ込む
全身の毛穴がから汗が吹き出た
心臓がばくばくと鳴る
家に向かって走った
白い息が大量に夕闇に消えていった
冬になると、こういうことがよくある
【とりとめのない話】
目的も、結論もなく
どこへもたどり着かない会話
このまま君と揺蕩っていきたい
【風邪】
からだの風邪は治るけど
こころの風邪は中々治らない
【雪を待つ】
早朝のキンと冷えた空気の中
うんと、背筋を伸ばして大きなあくびをする
鼻から冷たい空気が入り込み、肺の中まで冷たくなった
吸い込んだ空気から、もうすぐ雪が降るとわかった
脳裏に降り積もった雪原の絵が浮かぶ
あの中を思いきり走り回り、雪の中に顔を埋めて雪を撒き散らす
考えただけでワクワクした
早く降るといい
あなたは寒いのが苦手で、冬の散歩は苦手のようだ
少し申し訳なく思うが、雪の中散歩に行くのは楽しみなので我慢してほしい
あなたが来た
散歩の時間だ
嬉しくて鼻を鳴らす
待ちきれず、足踏みが止まらない
首にリードを着けたら、さあっ散歩に出発だ
あなたは白い息を吐きながら空を見上げた
今夜は雪かな?
その通り!嬉しくて、私はワンと鳴いた