NN

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9/29/2024, 2:02:10 PM

【静寂に包まれた部屋】
 
ここは落ちつく
周りは薄暗く、動くものはない
 
小さな明かり取りの窓からは、月明かりがうっすら差し込んで室内に静寂を与えている
それ以外にこの部屋は外とは完全に隔絶されている
 
 ああ、幸せだ
 
私のつぶやきは薄闇に吸い込まれていく
ここは静かで何もない
私はこの静寂を愛している
 
まもなく夜が明ける
窓から差し込む白々とした光は、青く紫へ、暖かなオレンジ色へ変化していく

私がここから出ることはない

9/28/2024, 2:14:31 PM

【別れ際に】

あの時なんて言ったの?

あとで聞けばいいと思ってた

なのに君は居なくなってしまった

もう二度と会えない

その声ももう聞けない

9/27/2024, 2:41:52 PM

【通り雨】

 ねえ、行かないでよ
 もう少しだけここにいて
 この雨が止むまで

9/26/2024, 12:25:43 PM

【秋🍁】
 
 朝の散歩が気持ちよくなってきた
 君の足取りも軽やかに感じる
 
 ちょっとだけ肌寒さを感じるようになった
 人恋しくて
 君をそっと抱き寄せる
 暖かな君の毛に顔を埋める
 吸い込んだ空気に秋の匂いがした
 
 顔を上げると君の迷惑そうな顔があった🐺
 

9/25/2024, 1:48:35 PM

【窓から見える景色】
 
 夢でみた
 窓越しに昔の私
 
 あの人に優しい罵詈雑言を浴びせられている
 ガラス一枚向こう側で
 過去の自分が傷だらけになっている
 あの部屋には窓なんか無かったはず
 つまりは夢だとわかる
 四畳半ほどの部屋で膝を付き合わせている
 私の恐怖が窓越しに伝わってくる
 
 あの人が笑っていた
 口のはしを持ち上げて笑顔を見せる
 「さあ、やってごらん」
 
 ああ、窓越しの私がゆっくりと口のはしを持ち上げている
 しかしそれは全く笑顔にはならなかった
 心臓がギリギリと音を立てる
 ああ、もう、やめてくれ
 過去とはいえ、これ以上私を傷つけないでくれ
 
 助けようと手を伸ばして
 ガラスは柔らかなビニールのように伸びるばかりで
 一向に手が届かなくてもどかしい
 
 拳を振り上げたところで目が覚めた

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