2/9/2026, 2:29:39 PM
花瓶をゆすぎ
水を替える
萎れたものから
引き抜いて
重みも華やかさもなくなった花々に
時の流れをしみじみと重ねる
1/25/2026, 8:29:47 AM
逆光だったから
アタシの顔は見えなかったでしょう
でもねアンタの顔は
よぉく見えたよ
1/23/2026, 3:55:53 PM
日は西の彼方に沈みかけて
スマホの時計は18の数字を表示する
今日は日曜日な気がする
自分は金曜日に予定があったのに
金曜日どころか
土曜日にも起きず
日曜日の、しかも夕方に起きたのだ
日曜日が終わるまであと6時間しかない
今から何ができる?
窓から差し込む西日を振り返ると
夢はそこでぷつりと切れた
1/23/2026, 4:58:27 AM
真っ暗で何も見えない機体も動かない
それに寒い
異常だ
何か異常が起きている
機体の扉は押しても開かないし
機内の電源が正常に稼働していることが救いだな
どうしようもない
「現代」の研究所に通信を入れる
一旦戻るか
未来に行くこと
それには確実に成功している
日付、時間、周囲の天候
すべて正常に表示されている
ただ座標だけが少しおかしいようだ
場所の選択は未だできないので、研究所内のはずだが……
「未来」で見たものを研究者に伝えると
明らかに不満という顔をされた
寒くて暗くて身動きが取れない
少なくとも研究所ではない
アレは「どこ」だったのだろうか
次の日、近隣の火山が大噴火を起こした
1/18/2026, 3:21:23 PM
あの人は無数の日記に埋もれていた
長いこと細々とつけていたようだ
彼以外の誰も開いたことはない
彼が決して許さなかったから
いつしか彼は1人でそれらを処分した
いつだったのかは誰にも分からない
しかし、彼の手元にはいくつか残っていた
そして今日、
それらは彼と共に灰になった
骨の髄まで焼き尽くす炎の前に
薄い紙たちはなす術もなく
全て塵となり灰となった
日記に何が書かれていたのか
今となっては死人に口なしである